- 子供が発達障害や知覚過敏を持っている場合、理髪店での散髪はどうしたらいいですか?
- ストレスやパニックを避けるために、どのような環境が適していますか?
- 理解と配慮を持ってくれるサービス提供者をどう見つけることができますか?
エバンス・オドワイアーは、重度の発達障害です。
話すこともできません。知覚過敏の問題もあります。
「触れられたり、人が近くにいるのを嫌います。
眠っている間に、ひげを剃り、歯磨きをし、爪も切ったりしなければなりません。」
そう母親のディードルは言います。
エバンスは、ドンチャ・オコネルの理髪店で散髪をします。
エバンスは何年もここに通っています。
エバンスの兄が、21年前にここで髪を切るようになってからです。
「理髪店のドンチャは、息子たちととても仲良くなってくれたんです。」
ドンチャは、エバンスのことをよく知ってくれています。
難しいエバンスの散髪もうまくしてくれます。
しかし、ある日、エバンスはひどい時間を過ごして、強いストレスで激しく動揺したまま、ここに来ました。
「息子のエバンスは最初、椅子に座っていたのですが、髪を切り始めると、椅子から立ち上がってしまいました。
兄のディランが、椅子に連れ戻しても、すぐに立ち上がってしまいました。
エバンスの様子がさらに激しいものになってきたので、パニックにならないようにしなければなりませんでした。
そんな時の方法は、車に乗せることです。」
車の中はエバンスにとっては、幸せを感じることが出来る場所です。
一番落ち着くことができます。
そのために、ストレスを感じている時には、母親は車の中に連れて行くのです。
ドンチャは、お店の中で髪を切ることを止めました。
そしてドンチャは、エバンスが一番落ち着くことができる車の中で、髪を切ることを提案しました。
エバンス、ドンチャ、エバンスの兄は車に乗りました。
そして、エバンスの髪を切り始めました。
うまく髪を切ることができました。
母親のディードルはこの時の写真をFacebookに投稿しました。
たくさんのコメントがつきました。
発達障害の子の親からのものもあります。
「すばらしい、理髪店の人がいます。
発達障害について理解してくれていて、髪の長さもちょうどよくしてくれます。
本当に素晴らしいです。」
ドンチャは、これまで14年もの間の髪を切ってきましたが、
お店の椅子ではないところで、髪を切ったのは初めてことでした。
車の中ででしたが、大成功でした。
(出典・画像:英METRO)
こんな、臨機応変の柔軟な対応をしてくださったのも、何年も通っているからできた信頼関係があるからだと思います。
理解してくれる方とよい関係が築けたら、感謝を忘れずに続けていきたいものですね。
うちの子どもの場合は、散髪はかみさんがします。
なかなか上手いですし、何より外で苦労しなくてよいので本当に助かり、感謝しています。
ここまでしてくれる理髪店もあります。
発達障害の子どもをこころよく迎える理髪店
(チャーリー)