- 発達障害や自閉症の子どもが音楽を通じてコミュニケーションを改善できることはありますか?
- 言葉を全く話さない子どもに対して、どのような療育が効果的ですか?
- 自傷行為がある子どもに有効な対処法は何ですか?
カナダのハリファクスで開かれた5kmのマラソン大会で、ジョシュア・コックレンは走る人たちを元気づけました。
ジョシュアは選ばれて、カナダの国歌を歌いました。
ジョシュアの母親のアンは、保健センター、退役軍人会、消防署、慈善団体でジョシュアが歌い、これまでに30万カナダドル(約2500万円)以上の寄附に貢献してきたといいます。
ジョシュアは18ヶ月で、自閉症スペクトラムと診断をされました。
そして言葉を話すこともありませんでした。
今歌っているのは、驚くべきことなのです。
「息子に無理にさせているようなことは決してありません。
息子が自分でしたいと思っているのです。
実際に、ただ家にいましょうと言っても、
僕はこれをしなければならない、そこに出かけなければならない、と言うのです。」
そう、母親のアンは語ります。
「みんなを幸せにすること、みんなを助けていると思うことが、息子を助けているのだと思います。
なので、挑戦してたくさん成し遂げることを応援しています。」
息子のジョシュアが、お気に入りのカナダ国歌を歌うとは思っていませんでした。
「息子はカナダのすべてが大好きです。」
言葉を話すことができなかったジョシュアは、言語の療育を行いましたが、それはうまくいきませんでした。
ジョシュアには自傷行為もありました。
療育の先生から、しばらく言語療育をお休みをして、音楽を演奏してみることを薦められました。
「きらきら星のような曲でした。
それを聴くと、ジョシュアは自分を痛みつけるようなことを止めました。
曲に夢中になっていました。」
療育の先生から、音楽とダンスの療育を受けることが提案されました。
「私は言ったんです。
息子は座ることもできないのに、冗談を言っているんですか?
しかし、とにかく受けさせてみて、どうするか見てみましょう。
そう言われたんです。」
そして、ジョシュアが話すことができないにもかかわらず、一緒に歌おうとしていることに気づきました。
それから、話ができるように前に進み出しました。
ジョシュアは自分がかかえる健康上の問題があっても、人を幸せにするために活動をしていると母親は言います。
「ジョシュアは長い間、病院にいました。
現在でも、問題をかかえており学年の半分以上、学校を欠席しています。
成績はよいのですが。」
母親のアンは、ジョシュアがすべての音楽を愛していて、どんな楽器もすぐに学んでしまうと言います。
ジョシュアは、ドラムやギター、最近はウクレレも演奏しています。
ジョシュアは大きくなったら、フライトアテンダントになりたいと言います。
「すべてが人の役に立ちたいという気持ちにつながっているのです。
息子は大好きなんです。
それが、息子の人生のすべてです。
小さな楽しい男の子でした。
今は、自分で自分の時間を持てるようになりました。
息子は発達障害。なので、パニックを起こすこともあります。
でも私たちは乗り越えてきました。これからもそうです。」
(出典・画像:カナダCBC)
言葉が出るようになって、本当によかったです。うれしいですね。
うちの子どもは、全く話すことができません。
音楽は大好きで、楽しそうに曲にあわせて体を動かし、笑顔になります。
楽しそうに体を動かしているのを見るだけでも、一緒になってうれしくなります。
こちらの女の子の歌声は全世界に届きました。
発達障害少女の歌うハレルヤが世界に広がる
(チャーリー)