- 発達障害のために学校生活がどれくらい難しいですか?
- 発達障害の子どもが安心して過ごすために、どのようなサポートが効果的ですか?
- 発達障害の子どもが友達とうまくやっていくためには、どのような環境が必要ですか?
17歳のギャビン・ラムゼイは発達障害。
いつもヘッドフォンをつけて、発達障害のために起きる、まわりの騒音から生じるストレスを減らしています。学校でも、家でも、映画館でさえも。
ダコダ・カレッジに通うキャビンは、高価なヘッドフォンをなくしてしまったのに気づいた時にひどく困ってしまいました。
そして、その一週間後に、学校のクラスメイトたちがヘッドフォンを誕生日プレゼントに贈ってくれ、驚かせました。
「僕は言葉がでませんでした。泣きそうでした。」
そうギャビンが言います。
「ギャビンにとって、信じられないほどの素晴らしい出来事でした。
発達障害のために、息子はずっと仲間に入れないと思っていたからです。」
母親はそう言います。
「この出来事で、息子は本当に仲間になれたと感じることができています。
本当に息子に優しくしてくれて、とても素晴らしいことです。」
ギャビンは4月20日にヘッドフォンを持っていないことに気づきました。
教室に置いてきてしまったと思いました。
しかし、探しに戻っても、もうありませんでした。
どうしてそうなったのかわかりませんでした。盗まれたかと思いました。
「わからない、けれど覚えていない。
ヘッドフォンを必要としている人が持っていったのかもしれないと思いました。」
ギャビンは15ヶ月の時に、発達障害と診断をされました。
ギャビンは小学校1年生の時からヘッドフォンを頭につけて、ストレスの原因となる音を避けてきました。
なくなってしまったヘッドフォンはおばからの高価な贈り物でした。
ギャビンの人生にとって大きな存在だったと母は言います。
ギャビンは学校の職員にヘッドフォンがなくなってしまったことを伝えました。
職員たちは、それを学校中に知らせました。
「僕のクラスメイトたちも、次の日に先生から聞かされて、探してくれていました。
そして、次の週になると募金をはじめて、僕の誕生日に驚かせてくれたんです。」
先生とクラスメイトたちは、4月28日にギャビンにヘッドフォンを贈りました。
母親は同席することは出来ませんでしたが、その光景を写真に撮って欲しいと母親はお願いをしました。
この出来事と贈り物は、家族にとっても本当にうれしいものだからです。
「ギャビンはいつも盗られたり、からかわれたりしていました。
ずっといじめられてきました。
なので、今回の出来事は本当にうれしくなるものです。
息子と私にとって、驚くことでした。」
ギャビンは学校にいるすべての人に感謝する機会ができたと言います。
母親も同じように思っています。
「発達障害の子どもにとって、世界はとても混沌としたものです。
息子の世界を再びよくしてくれた、クラスメイトと先生たちに感謝をしています。」
(出典・画像:カナダCBC)
自分を思ってくれる人がいることを知って、どんなにうれしく、安心できたろうと思います。
余計なくらいに子どもを心配してしまうので、親もうれしくなるのは、本当によくわかります。
子どもに友だちが出来て、一緒に笑顔でいるのを見ると、これほどうれしいことはありません。
きっとこの子にも素敵な機会だったと思います。
音楽が生んだ発達障害の子とのうれしい機会
(チャーリー)