- 発達障害を持つ子供が愛着のある場所が閉店した場合、どのように対処すれば良いでしょうか?
- 子供がパニックを起こしやすい場合、環境の変化にどう対応させれば良いですか?
- 大好きな場所が閉店してしまう場合、その子供に新しい楽しみをどう提供すれば良いですか?
数年に渡って、ヘクター・ズニガは米テキサス州ミッションにあるレンタルビデオ店に、毎週家族と一緒に通っていました。
発達障害をかかえる20歳のヘクターは、週に2回も、3回も来ることもありました。
本当にここに来るのが大好きです。
そのため、両親はレンタルビデオ店が4月に閉店になると聞かされて、とても悲しく困ることとなりました。
ヘクターの19歳の弟、ジャビエは言います。
「兄はレンタルビデオ店が大好きでした。行くのが本当に大好きな場所でした。」
ヘクターは話をすることはできませんが、感情を伝えることはできます。
しかし、パニックを起こしてしまうことがあります。
ヘクターがレンタルビデオ店がなくなってしまっても大丈夫なように、家族は行動を起こすことを決めました。
たくさんのお気に入りのDVDを注文しました。
レンタルビデオ店からは、黄色のロゴが入った青色の棚も購入して、家の本棚の隣に置きました。
棚の中には、映画とテレビがセットされています。
「兄がお店が閉店したことを理解するのは難しいと思ったので、家族でこうして作ったんです。」
レンタルビデオ店が閉まる日に、ヘクターはお店にさよならを言いに行きました。
そして、家の中にできたレンタルビデオ店で好きな映画を探しました。
「兄は驚いていました。そして手をたたいて笑って喜んでいました。本当に幸せそうでした。」
ヘクターがもうレンタルビデオ店にいけないことを理解するためには、まだ困難な日も続くはずですが、家の中にできた小さなレンタルビデオ店が助けてくれるはずだと弟のジャビエは言います。
「兄は驚いたり、楽しんだりして見ています。」
(出典・画像:米CBS)
発達障害の青年の方だけでなく、家族全員うれしかったはずです。
お店と同じ棚を買って、家に設置して、DVDを並べて。
そんな作業からとても楽しかっただろうと、勝手に思ってしまいます。
そして、その結果とても喜んでくれたのですから。
私もうれしくなってしまいました。
こちらは毎朝見かけていた方が、応援しました。
発達障害のエアギタリストに本物が贈られる
(チャーリー)