- 発達障害や不安な夜を過ごす子どもたちの睡眠を助ける方法は何か？
- 枕を使った音楽の振動による効果は本当なのか？
- ドリームパッドの効果を科学的な研究で証明できるか？
ドリームパッド。
発達障害の子の睡眠を助けるために生まれた、振動で音楽を伝える枕です。
発達障害や夜への不安が強い子どもたちが眠れるように開発されました。
この枕の開発会社、インテグレイティッド・リスニング・システムズ社では、発達障害、頭部の外傷及び、脳卒中のリハビリを受けている人たちの脳機能の改善のために、療法士による音楽・運動療法プログラムを提供しています。
これまでにも独自の技術を搭載したヘッドフォンで、ストレスや不安をかかえる子どもたちが、心静かになれるような効果をもたらしてきました。
しかし、ものが触れる感覚に過敏な子どもたちには、ヘッドフォンをつけることができない子もいました。
そこで、ヘッドフォンを必要としないこの枕、ドリームパッドが開発されました。
子どもは枕に頭を乗せるだけです。
「私たちは枕を開発しました。頭を置くだけでよいのです。
発達障害やその他の困難をかかえる子どもたちが安心できるように、
そして、強い不安をかかえ、リラックスができず心も体も休めない人たちのために開発しました。」
そう、インテグレイティッド・リスニング・システムズ社のCEOのランドール・レッドフィールドは語ります。
Journal of Occupational Therapy Study誌に掲載された論文では、
ドリームパッドが発達障害の子を助け、休むことができるようになったことを伝えています。
研究では、１５人の発達障害の子どもたちがドリームパッドを２週間利用しました。
すべての子どもたちが、眠りやすく、よく眠るようになり、昼間の感情面、社会性、学校での行動において改善が見られました。
そして、睡眠が改善されることで、親たちや家族にもよい影響を与えたことも明らかにされています。
子どもがこの枕で寝たことを見た親たちは、そばから離れようとしません。
子どもたちが寝た後に、その枕を使いたい親もいるとCEOが言います。
「親たちは、自分のために枕を使い始めました。
私たちに、大人向けバージョンを作ってほしいという手紙が寄せられるようになりました。」
クラウドファンディングでの開発と販売を経て、一般向けに販売を行うことになりました。
「これは、とても心地よくなるように開発をしています。
音楽をかけずに、ただの枕として使う人もいます。」
ドリームパッドは、音楽を聴かせて、人の神経を休ませる枕です。
人間工学に基づいた技術によるものです。
私たちが話をしている時は、常に骨によって内耳に振動が伝えられています。
それと同じようにして、ドリームパッドも音楽をあなたの耳に届けます。
ドリームパッドは音楽の振動により、副交感神経を活性化することによって、心が静まる効果をもたらします。
副交感神経はストレスの調節をつかさどるものです。
ストレスが高くなると、私たちを落ち着かせようとします。
眠れないときは、「しなければならなかったことや、しておくべきだったことを心が考えてしまっているのです。」
そう、レッドフィールドは言います。
「ドリームパッドは、そのような思考サイクルに陥るのを防ぐものです。
ドリームパッドは、眠りにつけるように、体と心を和らげるものです。」
この枕はスマートフォンアプリでコントロールできます。
ユーザーは、曲を選択して、タイマーを設定することができます。
眠る時には、一時間経過した後には音楽を消すというような設定もできます。
音楽は、スマホアプリから再生され、ブルートゥースで枕から流れます。
枕の上に頭を置いた人だけに音楽が聞こえます。
ドリームパッドを利用しても、隣の人が目を覚ます心配もありません。
頭を枕から離すと、あなたにも音楽は聞こえてきません。
この枕、ドリームパッドは少し高価で、$ 149から$ 179です。
ドリームパッドのWebページ
（出典・画像：米International Business Times）
うちの子どもも本当に眠りません。
そして、騒ぎます。
音楽を聴かせれば寝てくれるかとヘッドフォンをつけてやってもすぐに外してしまいます。
枕であればよさそうです。そして、周りもうるさくないなんて、最高です。
これはちょっと、試してみたいです。
こちらの毛布を使ったらもっと眠れそうです。
世界の発達障害の子向けに思い毛布を作る
（チャーリー）
