- 自閉症の子どもが社会的なつながりを持つためにはどうすればいいですか?
- 発達障害の子どもが特定の興味を深めるのは良いことですか?
- どのようにして発達障害の子どもと他の大人が友情を築けるのでしょうか?
ちょっとした優しさが、オランダの幼い男の子とごみの収集車を運転する女性の間の友情に変わりました。
10歳のランドン・ローズブームが幼稚園に入った頃、家族たちは行動の変化を感じ始めました。
「子どもたちと一緒に遊ばせようとしても、息子は一人いなくなってしまいます。
会話をしようとしても、顔を見ることはありません。目を合わせることもありませんでした。」
そう祖母のバルブ・オルダリンクは語ります。
ランドンは、4歳の時に発達障害と診断をされました。
ランドンは発達障害と診断される子どもの特徴である、強いこだわりがありました。
最初は電車でした。そして、その後7年間、ずっとごみ箱が大好きでした。
そして、ごみ収集車、ごみ収集車から聞こえる音、運転手が好きになりました。
「孫が幼かった時には、ごみ収集車を見るために車に乗せてついて行きました。
ごみ収集車が、大きなゴミ箱を機械でつかむのを見ると、孫はその音を、口で真似して出すことができました。」
ミシェル・コペンが数年前から、ごみ収集車の運転の仕事をはじめました。
「私たちは、彼女の車のあとをついていきました。
彼女はごみ箱からこぼれ落ちた缶などもきちんと拾っていて感動しました。
とても、効率的に仕事をしていました。
慣れてくると、ごみ箱からこぼれ落ちることもほとんどなくなっていました。」
孫のランドンはずっと、ごみ収集車を運転するコペンを見てきました。今は自転車で追いかけます。
コペンは、ランドンが最初は恥ずかしがっていたものの、ここ数週間で変わったと言います。
ちょっとした言葉のやりとりから、学校や人生、家族について会話をするようになってきたといいます。
そして、ときどきプレゼントの交換もするようになりました。
ランドンはコペンに絵を描いて贈りました。
コペンはランドンの好きなキャンディをいつも車に置いています。
この二人の関係でもっとも素晴らしいことは、ランドンは自分の殻をやぶり、自分を理解してくれる友だちができたということです。
「もしも、彼女が行動してくれていなかったら、こんなふうな友情が生まれることはなかったはずです。
彼女はやさしく、そして我慢強く、おだやかに孫に接して、充分な注意を払ってくれていました。」
これは、ごみ収集車を運転するコペンにとっても友だちができたということです。
こう語りました。
「この仕事はとてもたいくつになってしまうと考えていました。楽しい仕事というわけではありません。
しかし、ランドンのような友だちができて、ランドンに会えるのをいつも楽しみにしています。」
(出典・画像:米WOODTV)
うちの子どもの学校の子どもたちとも挨拶をしたり、ちょっとしたやりとりをすると、とてもうれしく少し友だちになった気がします。
自分もうれしく、相手もうれしくなるなんて、こんなにうれしいことはありませんよね。
ここにもそんな関係になった人たちがいます。
彼の笑顔とハイタッチで毎日が楽しくなりました。
(チャーリー)