- 学校を卒業した後、どうやって社会で自立して生きていけるのか?
- 発達障害のある人が適切な仕事を見つけ、持続的に働くためのスキルをどのように身につけられるのか?
- 発達障害のある若者が地域社会にどう貢献できるのか、またそのためにどんな支援が受けられるのか?
農場プログラムは、支援組織のホームステッドが、発達障害の人たちが働けるようになることを目的に始めたものです。
「仕事の難しさに見合った、支払いをしています。」
そうブック・ジムは言います。
「ここに来ているみんなに、役に立っていると感じてほしいのです。」
このプログラムは、ずっと農場で働くだけではありません。
「この大きな農場をもっているのは、そこで、ただ働かせようと思っているわけではありません。
これから何をしていいのかわからないときに、
私たちは、いろいろなことから何かすることを見つけられるように手助けしたいのです。」
このプログラムを開始してから、ホームステッドでは地域の人々に農産物の販売も行っています。
「私たちがすべての場面で、発達障害の彼らを手伝っているように思われますが、それは違います。
私たちは、成人になると最も重要になることで、私たちができること、仕事のスキルを彼らに教えているのです。」
ここで発達障害の人とともに働く、アマンダ・カネヒが言います。
「発達障害の若者について、考えなければならないことはたくさんあります。
何をしていくべきか、いつ親から離れて住めるのか、どうやってこの社会で行きていくのか?」
ホームステッドでは、家畜の飼育、種まき、畑での栽培、収穫など全てについて指導を行います。
「それはとてもたいへんですが、私たちの中には、本当にそれが得意な人がいます。」
そうカネヒは言います。
ホームステッドでは、あらゆる野菜、何百種類もの品種を栽培しています。
果物もあります。
野菜のオフシーズンには、温室はポインセチアの栽培に使用し、翌年の収穫に備えます。
「とてもやりがいがあります。つまらないときなどありません。
発達障害の人たちは、新鮮な野菜を笑顔で渡してくれます。
私の家族にも障害があります。
なので、ここに来ている人たちを助けることを学べるのは、本当にやりがいがあることなんです。」
(出典・画像:米The Des Moines Register)
学校を卒業したあと、どうやって過ごすのか、生きていくのか。
本人にとっても、家族にとっても直面する問題です。
こういう機会があることに感謝をします。そして増えていってほしいと願います。
仕事を学ぶホテルもありました。
発達障害の人たちが自信をつけ働けるホテル
(チャーリー)