- ガーデニングが発達障害の人たちにどんな力をもたらすのか?
- トレーニングガーデンではどんな活動ができるのか?
- 発達障害の子供が自然の庭で何を得ることができるのか?
10年前に誰かに、発達障害の療育にはガーデンニングがいいと言われたとしても、信じることはなかったでしょう。
今は、裏庭での野菜の栽培を楽しんでいます。
数年前に息子のアーサーが発達障害と診断をされてから、裏庭をこう変えました。
今は、私の息子にもよい影響を与えているのを見て、ガーデニングが発達障害の人たちにもたらす力を強く信じています。
そして、これでソーシャルビジネスを行う会社もつくりました。
まだ、始めたばかりですが、かたちになってきています。
トレーニングガーデンには、私がつくった弾力のある歩道もあります。
ここでの収益の全ては、発達障害の人のために使われます。
ここは、香りの良い植物、自然な音や野生動物がいっぱいで、感覚だけでなく感情についても助ける療育スペースとしても利用できます。
食べるものもたくさんあります。
ハーブや果物です。すぐそばに手にとって食べれるものがたくさんあります。
自閉症スペクトラムの人は、過少か過度にさまざまな感覚の刺激を受けています。
私たちは、それにうまく対応できるようにしたいと考えています。
感覚の刺激が大きすぎる場合には避難できるスペースも設けてあります。
大きなブナの木やさまざまな小さな木々に囲まれた美しいところです。
わずかな風でも、心地よい音がします。
薪や、小鳥のエサ箱もあります。
ミント、ローズマリーやラベンダーのハーブもたくさんあります。
私の息子はここに座るとすぐに落ち着きます。
体を動かすことは発達障害の人にとってとても重要なことです。
ただ庭に座っているだけではないようにしたいと考えています。
歩いたり、いろいろなことをする機会がここにはたくさんあります。
フルーツと野菜がいっぱいのスペースが例えばそうです。
感覚に問題を抱えているのが原因で、食べることに困難をかかえていることがあります。
私の息子の場合には、刺激になるような食べ物や食べ方が必要です。
すぐに飽きてしまうためです。
ここでは、食べ物を自分の手でとる、というのが刺激になり食べることができます。
動物たちとも友だちになることができます。
動物たちは、人間の神経系を助けてくれるのです。
人なつっこい、ポニー、ひつじ、にわとり、アヒル、そして犬たちがここにはいます。
母と娘の2頭のポニーは特に私の息子を気遣い、理解してくれています。
とてもうれしくなります。
私たちの多くは、発達障害児が社会でノーマルと定義されているものに適応できるようになることを期待しています。
このために、発達障害の子の心はひどく苦しむことになります。
できないことに焦点を当てるのではなく、この庭を通じて、何が出来るのかを考えていきたいと思っています。
自然の庭を療育できる場として、自信をつけてもらい、アイデアが生まれて大きくなっていくのを助けていきます。
ノーマルの世界でも、違いがあることを認めて、むしろほめていってほしいと考えています。
(出典・画像:英The Guardian)
明るい空の下、体を動かし、動植物と土に触れる。
それは間違いなくよさそうです。
ただ、うちの子は鉢植えの土だか草だかをたびたび口にいれていたことがあったので、それは注意したほうがよさそうです。
おいしかったんですかね?
バラを作っているところもあります。
バラ農園は存続し発達障害の青年を支援する
(チャーリー)