- 音楽は発達障害の子どもたちにどのような効果をもたらすのか?
- ロック・ミュージックが療育にどのように役立つのか?
- ロック・ユア・スピーチの活動に参加することで何が得られるのか?
ベース奏者のトム・ピーターソンと他のメンバーで、ロックバンドのチープ・トリックは1970年代に生まれました。
「ここまでになるなんて、考えていませんでした。大きなことなんて考えていませんでした。
できるだけ、よい音楽を作ろうと思ってきただけです。」
“I Want You to Want Me”(甘い罠)、”The Flame,”(永遠の愛の炎)のような名曲で、2016年にロックンロールの殿堂入りを果たしています。
ピーターソンは、2人の子ども、ライアーと2歳の時に自閉症と診断されたライアンと、いそがしくても多くの時間をもってきました。
ピーターソンと妻のアリソンは、今は9歳となったライアンやライアンのような子どもたちにロックミュージックが療育になることを見つけました。
わかりやすいテーマで、簡単な歌詞、それも口に出したくなるような言葉のロック・ミュージックをレコーディングしました。
ライアンは5歳になっても、話すことはできませんでした。
最初の曲は、2つの簡単な言葉だけのものでした。
“What’s your name?” そして、 “Hello.”
「ライアンは、その曲が大好きになりました。
みんなに、”What’s your name?” とたずねていました。
ロックの曲で、シンプルな言葉のパターンで、息子が言葉を出すようになっていったのです。」
ピーターソンたちは、ロック・ユア・スピーチという音楽のプロジェクトを始めました。
自閉症について知ってもらい、理解してもらうためです。
そして、
音楽が発達障害により言葉を話せない困難に対しての助けとなることを知ってもらうためにです。
「多くの親たちから、音楽療法についてよい評価をもらっています。
発達障害の子どもの親たちにとって、すぐに行えるもう一つの療育方法なのです。
子どもたちは、音楽に夢中になっていきます。」
「ロック・ユア・スピーチの活動が、どんなものになっていくかは私たちにもわかりません。」
とピーターソンは言います。
それは、ロック・バンドのチープ・トリックを始めた数十年前の時と同じです。
「ただ、続けていくだけです。幸せです。」
(出典:米Chicago Tribune) (画像:Wikimedia)
ノリのよい音楽と単純な歌詞。
頭に残って、口に出したくなるので、楽しい行動で発話につながっていくのはわかる気がします。
うちの子も話をすることはできませんが、音楽はとても大好きです。
音楽にあわせて大きく体を動かしているのを見ると、小さい頃から、大きくなった今でもうれしくなってしまいます。
家でも、ノリのよい音楽をよくかけてます。
最近は親子いっしょにMajor LazerのLean On がお気に入りでした。
宇宙飛行士で変わった子もいました。
宇宙飛行士が発達障害の息子を変えた
(チャーリー)