- 発達障害を持つ子どもがいなくなった場合、どのようにして迅速に見つけることができますか?
- ライフセイバープロジェクトとは何ですか?
- ドローンを使った捜索の利点は何ですか?
ニュージャージー州の全ての保安官事務所は、ライフセイバープロジェクトに参加しています。
これは、アルツハイマー病の方や発達障害の方がいなくなってしまった場合に、身に付けている腕時計型の装置によって居場所を特定できるものです。
サマーセット郡保安局では、地上で利用していたこの居場所を特定する装置を、ドローンに搭載しました。
「これには大きな利点があります。広い範囲内で居場所を特定することが出来るようになります。
これまで1マイル(約1.6km)だったのが、5マイルから7マイルまでに広がります。
ドローンは飛び回れるからです。」
ライフセーバープロジェクトの設立者、CEOのジーン・サンダースが言います。
「これは重要なことです。
私が、警察官だったとき、いなくなってしまった人を見つけるまでには、数日かかっていました。
何度も、林の中で遺体として発見をしました。
これでもっと早く、ドローンによってもっとスピードアップができるようになります。」
サマーセット郡の保安官、フランク・プロベンザノが言います。
発達障害の方、アルツハイマー病の方は少しの時間で、何マイルも歩いていってしまうことがあると言います。
これまでの装置では、すぐに位置を特定できる範囲を超えてしまいます。
「私たちはドローンを使って空から、すぐに見つけることができ追跡ができます。
誰かがいなくなってしまうと、車からドローンを飛ばします。
数分のうちに、7マイル周囲を捜索できます。
すぐに、今いるところからどれくらい離れたところにいるかがわかります。
数時間から数分で探せます。」
一般的にアルツハイマーの方は24時間以内に発見ができないと、大きなトラブルに巻き込まれるといいます。
「発達障害の子どもの場合は、トラブルに巻き込まれないようにするためには、数分で見つけなければなりません。
ドローンを使うことで、早く見つけることができるようになります。」
「これは、介護をしている方々にとって、とてもよいものです。
私たちは、その方たちが愛する人を家に連れ帰ることができるのです。本当に素晴らしいことです。」
ヘリコプターが捜索に使われることがありますが、高いコストがかかることから、いつも可能なわけではありません。
サンダースは2年前のことを語ります。
彼の会社とロッキード・マーチン社で、この追跡する技術をドローンでも利用できるように開発を行いました。
「現在最新のものでは、5分で捜索を始めることができます。360度、50マイル(約80km)から7マイル(約11km)までを捜索できます。」
(出典・画像:米New Jersey101.5)
発達障害の方が家からいなくなってしまうことへの問題とその対策については、たびたびメディアに採り上げられています。
うちの子どももいなくなってしまったことが何回かあります。
すぐに見つけることができたので、よかったのですが、半裸姿ですぐそばの道に立っていたこともあります。
本当に心配なことです。
こういった技術の進展は本当に助かるものだと思います。
ライフセーバープロジェクトについてはこちら
米国ネブラスカ州のライフセーバー・プロジェクト
いなくなってしまう子どものために、こんなベッドを買おうとしている人もいました。
発達障害の娘の安全を守ってくれるベッド
(チャーリー)