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自閉症の女の子の夢をかなえたバレエ教室「みんなが踊れる場」

time 2024/11/06

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

自閉症の女の子の夢をかなえたバレエ教室「みんなが踊れる場」
  • 自閉症の子供が特別なサポートを受けながら他の子供たちと一緒に活動できる場はどこにありますか?
  • なぜ多くのバレエ学校は特別支援が必要な子供を受け入れないのでしょうか?
  • ダンスやアートのような活動を通じて、どうやって発達障害を持つ子供たちの可能性を広げることができますか?

自閉症のためにバレエ学校から断られていた女の子が、ついにバレリーナになる夢を叶え、また同じような子どもたちのためのクラスが始まるきっかけとなりました。

自閉症の5歳のエミリー・ローズ・トリッカーは、言葉を話すことにも困難をかかえています。
ダンスに興味を持つきっかけとなったのは、テレビ番組『テレタビーズ』でバレエのシーンを見たことでした。
エミリーはその後「バレエクラス」という言葉を自ら発音するようになり、バレエへの関心が高まったのです。

エミリーの両親であるエマとケニーは、多くのバレエ学校に問い合わせをしましたが、エミリーの特別なサポートが必要なことを理由に、12校もの学校から断られてしまいました。

しかし、スコットランドのキルウィニングにある「ダンス・デポット」のトレイシー・マグワイア先生に相談したところ、ついに朗報が届きました。
トレイシー先生は「誰もがダンスを楽しむ権利がある」と言い、追加サポートが必要な子どもたちのためのクラスを新設してくれました。

このクラスは評判が広まり、現在では週に何回も行われ、子どもたちが安心して参加できるように、より構造的で安定したルーチンに基づく内容になっています。


母親のエマはこう言います。

「エミリーはテレタビーズが大好きで、特にバレエのエピソードを繰り返し見ていました。
『バレエクラス』という言葉を自分で覚え、何度も繰り返していました。
私たちはバレエに興味を持っていることを伝えたくて、バレエ学校に説明しましたが、断られてしまいました」

エミリーの特別なサポートが必要な点について説明し、両親も一緒に参加することを申し出ましたが、それでも断られたことにとても落胆したそうです。

エマはまた、地元には自閉症の子どもたちのための支援が少ないことを指摘し、トレイシー先生のクラスが「家族にとってかけがえのないもの」だと話しています。

「私たちのコミュニティには、自分たちの子どもが参加できる活動がほとんどありません。
放課後の活動も、受け入れてくれる場所もないのです」

エマとケニーは地域の追加支援が必要な子どもたちの親子グループに参加しており、ダンスクラスの必要性を感じていましたが、受け入れてくれる場所は見つかりませんでした。

しかしトレイシー先生と話し合った結果、わずか1週間で火曜日の夜にクラスが開かれ、今では土曜日にもクラスが追加されるほど人気です。他のダンス学校からも見学の依頼があるほどで、トレイシー先生の取り組みが広がっています。

トレイシー先生は、どの子どもにもその日の調子に合わせて対応し、忍耐強く向き合っていることが評価され、親たちにとっても安心できる場所になっています。

「追加サポートが必要な子どもを持つ親にとって、人々の偏見や心ない視線にさらされるのはつらいことですが、トレイシー先生のクラスのおかげで私たちは孤立することなく、地域に居場所を見つけられたのです」

そう、エマは語ります。

さらに、トレイシー先生は特別支援が必要な子どもたちのために感覚遊びの場も提供しており、親たちからは「信じられないほど素晴らしい」と感謝されています。
トレイシー先生もこう言います。

「クラスが始まってから、他のダンス学校も特別支援クラスを設け始めていて、本当に素晴らしいことです」

(出典・画像:米WYOMING NEWS NOW

教室を開いてくださってすばらしいですね。

うちの子も小さなころから、ノリノリの音楽が聞こえると、大きな笑顔で体を左右にゆらし謎ダンスを踊ります。

ダンスは踊る人も、見る人もみんなを笑顔にしてくれます。

こうした機会が世界中にますます広がってほしいと思います。

自閉症の私には難しいこともあったが、バレエが人生を豊かにした

(チャーリー)


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