- 発達障害を持つ子供にも楽しめる場所はどこにありますか?
- 自然の中で安心して過ごせるアクティビティはどのようなものですか?
- 感覚に配慮した環境とは具体的にどのような設計がされていますか?
米ニューヨーク州のレッチワース州立公園に、すべての人々が楽しめる「自閉症向け自然トレイル」が開設され、注目を集めています。このトレイルは、感覚に優しい設計が施されており、米国障害者法(ADA)に基づいたバリアフリー対応となっているため、誰でも安心して自然を満喫できる体験を提供しています。
発達障害を持つ家族が参加できるアクティビティを見つけるのは、時として困難です。多くの障害では、感覚処理に問題があり、日常的な場面が圧倒的に感じられることがあります。例えば、自閉症スペクトラムの子どもにとって、ディズニーワールドのような場所は、刺激が多すぎて苦痛に感じるかもしれません。
しかし、近年では、発達障害についての理解が深まり、障害を持つ人々が楽しめる機会が増えてきています。その中でも、レッチワース州立公園に新しくオープンしたこの「自閉症向け自然トレイル(ANT)」は、全米で初めての試みであり、自然と触れ合う機会を広げるための大きな一歩となっています。
レッチワース州立公園の美しい景観の中にあるこのトレイルは、全長約1マイル(約1.6キロ)のループ状の道です。このトレイルは、さまざまな感覚ステーションが設けられており、訪れる人々が自由に選んで体験できるようになっています。
各ステーションには、音楽を楽しめるスペースや、簡単な迷路、巨大な岩、さまざまな質感に触れるエリアなどがあります。これらのエリアでは、自然と直接的に触れ合うことができ、特に発達障害を持つ人々が快適に楽しめるように設計されています。
また、トレイルは車椅子やベビーカーの利用にも対応しており、誰もが安全に楽しめるバリアフリーな空間です。発達障害を持つ人々のためにデザインされてはいるものの、誰でも利用可能で、他の利用者と交流する場や、静かに一人で過ごせるスペースも豊富に用意されています。
ニューヨーク州がこのような形で先駆的な取り組みを行っていることは非常に素晴らしいことです。この「自閉症向け自然トレイル」が、今後全米に広がり、さらに多くの人々が自然とふれあう機会を持てるようになることが期待されています。
(出典・画像:米Only In New York)
こうした場所が増えていくとありがたいですね。
暑さが過ぎれば、うちの子と散歩しようと思います。
(チャーリー)