- 自閉症の子供が特定の興味を持つことは、どのように成長や学びに繋がるのか?
- 親になることを学ぶ体験が、発達障害を持つ子供にどのような影響を与えるのか?
- 大好きなことを通じて学ぶ方法を見つけるには、どのようなサポートが必要なのか?
9歳の自閉症の男の子が、エミューの卵を孵化させることで愛について学んだと話しています。
英ビスターに住むザックは、地元の農場のオーナーがエミューを飼いたいと言ったとき、自分がその卵を孵化させることを申し出ました。
エミューたちは「ニップ」と「ピップ」と名付けられ、現在は農場でオーナーのチャーリー・テイラーと一緒に暮らしています。
ザック君は、エミューの孵化を通じて「親になるとはどういうことか」を学んだと話しています。
「僕はビスターの自分の部屋でエミューを孵化させました。
彼らは僕に愛と、親になることの意味を教えてくれました」
そう、ザックは言います。
「そして、親なら自分の子供のために何でもするんだと、たとえそれが命がけのことでも」
ザックの母、クレアによると、この愛情はエミューたちにも伝わっているようです。
「エミューたちはザックに強い愛着を持っています。
孵化の2週間ほど前から、ザックが口笛を吹くと卵が少し揺れ始めたんです」
テイラーは、エミューを引き渡す前にザックから「かなり厳しい面接」を受けたと語っています。
「ほとんどすべてのことについて質問されましたが、無事に合格しました。」
クレアによると、ザックは自閉症の影響で「特別な興味」を持ち、その結果としてエミューの孵化に強い関心を抱いたそうです。
学校生活にうまく適応できなかった彼ですが、エミューを孵化させることで多くのことを学びました。
「数学関係では温度や湿度の管理を学びましたし、卵の重さの変化を記録しました。
また、法律関係では彼が孵化を行うことが法的に認められているかを調べましたし、卵がどのように発育するかの科学も勉強しました。
それからエミューの故郷であるオーストラリアについても学びました」
「この数ヶ月間、彼はエミューを通じて本当に多くのことを学びました」
(出典・画像:英BBC)
大好きなことなら、たくさん学べます。
大好きなことを見つけられるように、手伝いたいですね。
(チャーリー)