- どのようにして特別なカートが発達障害や知的障害を持つ人々のショッピングを助けるのか?
- カートの利用により、介護者の負担はどのくらい軽減されるのか?
- このような取り組みが他の小売業者にも広がる可能性はあるのか?
世界最大の小売業者であるウォルマートは、介護者がショッピング中にカートと車椅子の両方を押す必要を軽減するために、全ての店舗に特別なカートを提供する予定です。
ウォルマートは、アメリカ全国の約4,600店舗で「キャロラインズ・カート」を来年1月までに導入すると発表しました。
キャロラインズ・カートは一見普通のショッピングカートのようですが、押す人の向かいに面した大きな座席と、5点式ハーネスが付いています。
この座席は16kgから114kgまでの人が使用できます。
ウォルマートによると、各スーパーセンターには少なくとも2台のカートが、ウォルマートのネイバーフッド・マーケット店舗には最低1台のカートが配置され、必要に応じてさらに追加されます。
これまでは、ウォルマートの店舗の約20%でのみ、この特別なカートが利用可能でした。
「全店舗での導入決定は、多様性と包摂へのコミットメントと、社員や顧客からのフィードバックへの対応を反映しています」
そう、広報担当者は述べています。
ウォルマートの関係者によると、今年5月から毎月500台から1,000台のキャロラインズ・カートを店舗に配布し始め、1月まで続ける予定です。
この変更により、ウォルマートはアメリカ国内のネットワークで8,000台以上のキャロラインズ・カートを持つことになると見込まれています。
(出典・画像:米disability scoop)
発達障害の子、知的障害の子、小さな頃は子どもを乗せるカートを利用できますが、大きくなると無理です。
ですが、家に一人で置いておくわけにはいかず、連れて行っても走り出したり、座り込んだりしてしまって買い物も難しい。
そんなことがめずらしくありません。
こんなカートがあればとても助かります。
発達障害の人などの「感覚過敏」の問題に対応する米ウォルマート
(チャーリー)