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「健康的な食事」の女性の子は自閉症の確率が22%低い。研究

time 2024/07/21

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「健康的な食事」の女性の子は自閉症の確率が22%低い。研究
  • 妊娠中にどのような食事を摂ることが、自閉症リスクに影響を与えるのですか?
  • 自閉症に関連する健康的な食事は、具体的にどのような食品を含むべきですか?
  • 食事と自閉症発症の関連性について、今後の研究で何が明らかにされる可能性がありますか?

英グラスゴー大学とノルウェー公衆衛生研究所の公衆衛生専門家の小規模なチームが、一部の自閉症のケースと妊娠中の食事との関連性を報告しています。

彼らの研究は、ノルウェーとイングランドの何千人もの母親と娘に関する2つの大規模な医療情報データベースを分析したものです。
JAMA Network Open誌に発表されました。

過去の研究では、子供が胎内にいる間に自閉症の発症に食事、遺伝、環境要因が関与している可能性が示唆されていますが、正確な原因はまだ不明です。
今回の新しい研究では、研究チームは特に食事の役割に注目しました。

研究者たちは、アボン親子縦断研究とノルウェー母親・父親・子供コホート研究という2つの大規模なデータベースから患者情報を分析しました。
彼らは2002年から2008年と1990年から1992年のデータを調べ、8歳までの子供に関する情報を含んでいました。
合計で95,000組以上の母娘ペアのデータを分析しました。

分析の結果、研究者たちはあるパターンを発見しました。
「健康的な食事」を守った女性は、そうでない食事をした女性に比べて、自閉症の子供を出産する確率が22%低いというものです。

ここでいう健康的な食事とは、野菜、果物、ナッツ、魚、全粒穀物を定期的に摂り、脂肪分の多い食品、加工肉、炭酸飲料、精製された炭水化物を除いたものです。

さらに、妊娠中に定期的に健康的な食事を摂った母親から生まれた子供は、自閉症に関係なく、社会的およびコミュニケーション上の問題を発症する可能性が24%低いことも分かりました。

これらの関連性は母と娘での方が、母と息子よりも強かったと研究者たちは指摘しています。

研究チームは、健康的な食事をすることで自閉症の子供を出産するリスクが減る理由は説明できないとしていますが、食事がDNAや免疫プロセスにどのように影響するかと関連があるのではないかと推測しています。

なお、今回の研究のデータでは食事の影響が因果関係にあるのか、それとも他の要因によるものなのかを示すことはできませんでした。

(出典:米Medical Xpress)(画像:たーとるうぃず)

簡単に理解できると納得せずに、

「食事の影響が因果関係にあるのか、それとも他の要因によるものなのか」

は、まだわからないということに注意してください。

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(チャーリー)


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