- 1. 大人になってから神経多様性の診断を受けることにはどんな意味がありますか?
- 2. 神経多様性と依存症にはどのような関連性がありますか?
- 3. ADHDや自閉症の診断を受けることで生活はどのように変わりますか?
ニュージーランドの首都、ウェリントンのトーリー・ワーヌ市長は、人生の後半で神経多様性の診断を受けた人々の支持者となることを望んでいます。
ワーヌ市長は自身がADHDと「顕著な自閉症の特徴」を持っていると公表しています。
専門家の精神保健サポートを受けていた最中、昨年末に公に飲酒問題を認めた後、診断結果は彼女にとって衝撃でしたと語りました。
今、ワーヌ市長は、彼女自身の未診断の神経多様性と依存症の関連について話し、同様の状況にある人々の支持者になることを望んでいます。
Autism New Zealandのような主要な団体と連絡を取ってきたと話しました。
ワーヌ市長は未診断の神経多様性の危険性について人々に教育するスポークスウーマンとなる予定です。
アルコール依存症と自身の自閉症やADHDとの間に直接的な関連があると述べました。
会合などの際に、社交不安が非常にひどく、アルコールを飲むことだけが自分を助けてきた言います。
「私は自分がとても社交的でパーティーガールだと思っていましたが、実際はかなり重い社交不安があったために飲んでいたんです。
自分自身にそれを認めたくなかったんです。それがおそらく自閉症の一面ですね。
そしてADHDの側面では、それはドーパミンのヒットのようなものです。
『ああ、少し飲んだら気分がいい、この気分を追い求めよう』という感じです。
ADHDの診断を受けてからは、自分を隠したり鈍くしたりしようとしないため、もはやアルコールを欲しなくなりました」
ロイヤルオーストラリアンニュージーランド精神医学大学院ニュージーランド国内委員会のヒラン・タブリュー会長は、治療されていないADHDはうつ病、不安、事故、けが、薬物乱用、摂食障害、自殺のリスクが増加する、
そして、早期の識別と治療がADHDの人々の生活を「大幅に」改善すると述べています。
ADHDが「複雑で」「しばしば誤解されている」と説明し、多くの医療専門家の間でもそうだと言います。
「識別、診断、治療、そして継続的な管理のための包括的な枠組みを持つことは、全般的にADHDの人々のケアの水準を向上させるために重要です」
ワーヌ市長は、自閉症の特徴も「困難の大きな部分を占めていた」と述べ、多くの神経多様な人々がアルコール問題に苦しんでいると付け加えました。
「私はまだ自分自身について学んでいるところです。
私はこの診断なしで基本的に40年間を過ごしてきましたが、振り返えると、つじつまが合っていると感じます。
これまでの診断がなかったことで、多くの困難に直面してきましたが、診断を受けることで自己理解が深まりました。
これからの生活がどのように変わるか楽しみです」
ワーヌ市長はこのような公表と活動をすることで、同じような状況にある人々にとっての大きな支えとなり、神経多様性を持つ人々の認識向上と支援のための動きがさらに広がることを期待しています。
ワーヌ市長の経験が他の人々にとっても希望の光となり、神経多様性に対する理解と適切な支援が進むことが望まれます。
(出典・画像:ニュージーランドThe New Zealand Herald)
行政の長となり、そしてこうして伝えることは、多くの方々の励みになるはずです。
(チャーリー)