- 着替えが困難な子供の服装にどのような特徴が必要か?
- 特別なニーズを持つ子供とその家族にとって、服のデザインはどんな影響を与えるか?
- 特別なニーズを持つ子供が通常の子供たちと同じように見せることの重要性は何か?
アズダはイギリスのスーパーマーケットでその子会社のジョージが、自閉症や感覚過敏など特別なニーズを持つ子供向けに特別にデザインされた服を提供しています。
この新しい服のコレクションは「Easy On Easy Wear」と名付けられています。
アズダの調査によると、特別なニーズの子供を持つ親の8割が、毎日の着替えが困難であると感じており、9割の親が子供を着せる際にストレスや困り果てることがあると答えています。
さらに、子供たち自身も着替えの際に90%が困難を感じているという結果が出ています。
調査からは、特別なニーズを持つ子供が着替えるのに通常の子供の約1.88倍の時間がかかることもわかりました。
これは、従来の子供服が主に通常のニーズの子供向けにデザインされているためで、例えばタイトな首回りや固いボタン、伸縮性のない袖口などが、自閉症を含む特定の状況にある子供たちには適していないためです。
そこでアズダは、着替えを容易にするための機能、例えば簡単に閉じられるボタンや伸縮性のあるウエストバンドを備えた新しい服を提供します。
また、縫い目の柔らかい糸や、タグの代わりに生地に直接プリントされたケア指示など、感覚過敏のニーズに適したデザイン詳細も採用されています。
これらの変更にもかかわらず、新しい制服アイテムはアズダの通常の学校服ラインと見た目が同じです。
アズダの学校服部門の責任者、キャロライン・ヒックスはこう言います。
「自閉症の子供の71%が通常の学校に通っており、他の子供たちと同じように見せたいというニーズがあるため、私たちはそれに応じたデザインを心がけました」
アズダは、イギリスの子供の約2.5%が学習障害を持っていると推定されており、特別にデザインされた服の需要がさらに高まる可能性があると考えています。
また、特別なニーズを持つ子供の親は、適切なアイテムを探す過程で通常の2倍もの服を購入し、そのうちの6割が通常の服が自分の子供には合わないと感じています。
「私たちは顧客や慈善団体との広範な調査を行い、提供する服が適切であることを確認しました。
主な目標は、自立して着ることができるようにし、特別なニーズの子供にとってより快適な服を作ることです」
アズダだけでなく、マークス&スペンサーも、着替えのサポートが必要な子供向けに特別にデザインされた服を発売し、親たちから高い評価を受けています。
この服は、給餌チューブや松葉杖、車椅子を使用する子供、または簡単に着られて肌に優しい服が必要な子供を支援することを目的としており、肌に刺激を与えないように隠れたケアラベルや給餌チューブ用のさりげない開口部、着替えを容易にするための内側の足の開口部が設けられています。
(出典:豪yahoo! news)(画像:英George.)
うちの子もいつもこんな感じの着やすい服を着ています。
特別支援学校に通っているときも、制服にはそんなに厳しくなかったですしね。
靴はマジックテープ。
マジックテープの靴も今は、子供っぽいものだけでないので助かります。
感覚に困難をかかえながらも、普通学校に通っている子供には、他の子とは見た感じ変わりないことは必須でしょう。
日本でもこうした「制服」が入手しやすく、着やすくなるといいですね。
(チャーリー)