- 1. 発達障害や視覚障害がある子どもが特別な才能を持っている場合、その才能をどうやってサポートすればいいですか?
- 2. 発達障害を持つ子どもが自信をつけるためには、どのような環境が必要ですか?
- 3. 発達障害のある子どもの社会的なシチュエーションで、同級生や周囲の人たちはどのようにサポートできますか?
ラジャン・クペンガの前にはいろいろな大きさの紙が置かれています。
紙いっぱいにデザインやパターンを埋めていきます。
手に持ったペンが止まることはありません。
ただ、描いて、描いていきます。
ラジャンは高校一年生。
発達障害で視覚障害もあります。しかし彼は描くことをやめません。
高校一年生になってから、描くことを始めました。
楽しんで新聞紙に描く、アーティストのトレイシー・タワイオからインスピレーションを受けました。
ラジャンは、彼が受け継ぐマオリ族に伝わる模様を描きます。
ラジャンと他に数人の学生が、学校のお祭りで絵を展示します。
お祭りの初めに、ラジャンはマオリ族の「ワカパパ」とその意味についてのスピーチを行います。
ラジャンの両親は、彼の才能を最大限にサポートし、彼を誇りに思ってくれていると言います。
「母親は、僕の絵に特別なものを感じています。
父親は、とてもほめてくれます。」
ラジャンの先生、ブロニー・キッドは、こんなふうにペンと紙を使えることに驚いていると言います。
「ラジャンは自然体なんです。
ラジャンは、この学校の隠れていた才能です。」
ラジャンのここ数年の発達を見ると、別の子どもになったように見えます。
先生も、ラジャンが自信を持ってきたことを喜んでいます。
たびたび、ラジャンは描いたものを他の学生にあげます。
何も言わないで渡すこともあります。
「みんなで、彼を持ち上げているんだと思います。
ラジャンの背中に手をやってから、ハイタッチをしていますよ。」
(出典・画像:ニュージーランドThe Southland Times)
好きなものを見つけて、どんどん追求していってください。
こういう方や周りの方をみると、うれしくなりますね。
(チャーリー)