- 自閉症の子供が参加できる活動は何がありますか?
- ランニングは自閉症や知的障害のある子供にどんな効果がありますか?
- 自閉症や知的障害の子供たちのためのランニングクラブを始めるにはどうすれば良いですか?
カリーナ・ロドリゲスは、自閉症を持つ娘のサマンサと一緒に楽しめる活動を探していました。
そして、彼女がよく知っている「ランニング」に目を向けました。
ランニングは、サマンサに新しい機会を与えただけでなく、他の子供たちにも良い影響をもたらしています。
今年初め、ロドリゲスは「アーバー・スクール・アチーバーズ・ランニングクラブ」を立ち上げました。
「今日は素晴らしい日で、子供たちは素晴らしい成果を上げています」
そう、米フロリダ州セントラル・アーバー・スクールのレイクメリー駐車場で、約12人の子供たちを率いるロドリゲスは言いました。
週に2回、ロドリゲスと子供たちからは「コーチO」と呼ばれているランニングコーチのマイケル・オショネシーが、ストレッチ運動を行い、その後20分ほどのランニングとウォーキングをします。
「主な目的は、サマンサが体を動かす活動に参加することでした。
それで、娘に指導するようになり、次にマラソンに挑戦するようになりました」
そうロドリゲスは説明します。
「その後、他の子供たちもランニングクラブに参加してもらい、私たちが経験したのと同じようなメリットを得てもらおうと思いついたのです」
ランニングによって、サマンサの不安が解消され、薬が不要にもなりました。
また、娘や知的障害のある他の子供たちがグループ活動に参加することで、一体感を感じられるようにしたかったと言います。
「自閉症の子供たちは、グループ活動に参加できないことがよくあります。
私の娘もそうでした。
しかし、ランニングなら、チームの一員として自己肯定感と自信を築けますし、友達も作れます」
ロドリゲスとサマンサは、シカゴやニューヨークシティマラソンを含む3つのマラソンを一緒に完走しました。
今、ランニングクラブは、スペシャルオリンピックスや年内に行われる5Kレースのためにトレーニングをしています。
「彼らは一生懸命頑張ります。
全力を尽くしています。
彼ら一人ひとりを誇りに思います。
彼らは何でもできます。
だからシャツに『アチーバーズ』と書いてあるのです」
そう、オショネシーは言います。
11歳のマケイラ・ミリソラも、緑の「アーバー・スクール・アチーバーズ」のシャツとピンクの靴下を履いていました。
彼女はコーチOに遅れを取ることなく走れています。
「だんだん楽になってきました。
走るたびに体が強くなっています」
マケイラは、このクラブに参加してから生活が大きく変わったと話します。
「このランニングクラブに来てから、いろいろなことが変わりました。
友達が増えて、たくさんの人が私の周りにいたいと思ってくれます。
それがとても嬉しいです」
ロドリゲスはそれが目的だと言います。
「自閉症の子供を持つ親御に伝えたいのは、決して諦めないでほしいということです。
彼らに才能を発揮するチャンスを与えてください。
彼らはただ花開く機会を必要としているだけなのです。
コミュニティにも彼らを受け入れてほしい。
彼らは何でもできるのです」
ロドリゲスは、自分の経験が他の親たちにもランニングクラブを始めるきっかけになればと願っています。
(出典・画像:米CLICK ORLANDO)
うちの子もランニングはちょっと難しいですが、歩くことは大好きです。
特別支援学校でもずっと、「歩行クラブ」に入っていました。
暑い季節になる前に、うちの子と散歩してこようと思います。
(チャーリー)