- 軽度の自閉症でも仕事に就くことはできますか?
- 自閉症の大人が社会的なスキルを身につけるためにはどうしたらいいですか?
- 今まで興味のなかったことに新たに興味を持つことはありますか?
デクラン・ハンドリー=バーンは、米ストロング国立プレイ博物館で受付係として1年以上働いています。
この間に多くのことを学び、とくにピンボールに対する情熱を深めました。
「この列にあるピンボール台は時系列に並べてあります。
このマシンはアンティークで、もう製造されていません。
アタリ製だと思います」
そう、笑顔で話します。
「もしできるなら、自宅にピンボール台を置きたいのですが、スペースがないんです」
受付係として、デクランは博物館内のスペース、とくにピンボール展示エリアの清掃や管理を担当しています。
単純な仕事のように見えるかもしれませんが、デクランにとってこの仕事は自分のすべてを意味するものです。
「自閉症と診断されたのは高校生のときで、それまでは注意欠陥障害(ADD)か何かだと思っていました」
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、4人に1人は何らかの障害を持っています。
米国立医学図書館によると、障害を持つ男性の28パーセントが精神的な問題に苦しんでいます。
雇用されたことは幸運でした。
うつ病や不安症を抱えていたデクランは、準備ができていないと感じていました。
デクランは、自閉症を持つ人々が社会的スキルや金銭管理、職業倫理を磨くための「セルフプログラム」を通じて博物館での仕事を始めました。
「目を見てはっきりと話す訓練を受けました。
当時は難しかったです。
しかし今ではそれがほとんど自然になりました」
しかし、デクランが仕事で大当たりを手にしたと思わせるのは、その他の知識でした。
「セルフプログラムを始めるまで、自分がピンボールが好きだとは思いもしませんでした。
そういうことも私に教えてくれました」
ゲームは彼の精神的健康に役立っています。
ピンボール台について、笑いながらこう説明します。
「ピンボール台には一般的なルールがあります。
映画を題材にしたピンボール台は、その映画が良い場合には、ピンボール台はだいたい良くありません」
しかし、『ロード・オブ・ザ・リング』のピンボール台は、例外でした」
「ピンボールは本当に、気分を晴らすのに役立ちます。
ストレス解消になります」
(出典・画像:米SPECTRUM NEWS1)
ゲームなどを展示している米国立博物館でのお仕事なんですね。
ちょっとうらやましいかも。
大好きなモノといつも一緒に、ますますご活躍されてください。
発達障害の子のためのニューヨーク交通博物館の放課後プログラム
(チャーリー)