- ADHDや自閉症をもつ人が、お化け屋敷を楽しむことは可能ですか?
- お化け屋敷がADHDや自閉症の症状にどのような影響を与えるのか?
- なぜお化け屋敷で感情を解放できるのでしょうか?
「お化け屋敷」は、おどろいたり、叫び声を上げる、ものすごく反応することが許される、むしろ期待される場所です。
そしてここは、勇敢に足を踏み入れた全ての人にとって、社会的平等の場所ともいえます。
米ピッツバーグ大学で自閉症と脅威反応システムを研究しているグレッグ・シーグルによれば、注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症をもつ人たちの中には、お化け屋敷を快適に感じる人もいるようです。
お化け屋敷が、いつもは自然に出てしまう大きな反応を、抑えてしまうことが多いADHDや自閉症の人たちが感情を解放できる場所になるからです。
シーグルはこう言います。
「それでも、お化けを見るのは、誰にとっても怖いものです」
シーグル自身も自閉症をかかえ、そして、お化け屋敷の大ファンです。
ADHDの特徴に、注意のシステムが苦しいほど次から次へと変わることで、一つのことに集中しにくいことがあります。
しかし、お化け屋敷ではゾンビが顔に叫び声を浴びせ、明るい光が進むべき方向を示してくれます。
「注意が引き寄せられます」
そして、お化け屋敷を出た後は、
「ADHDの人々が行うあれこれの動きが止まり、ADHDの経験の多くが一時的に消えるかもしれません」
ただし、ホラー対する反応は人それぞれ異なります。
ADHDや自閉症をもつ全ての人がお化け屋敷を楽しめるわけではありません。
しかし、ADHDの私もお化け屋敷が大好きです。
ハロウィン・ホラー・ナイトに参加した翌朝、私はシーグルにインタビューを行いました。
そこで気づいたのは、通常は何もかもが散らかっているような私の頭が静かになり、インタビューに不安を感じなくなったことでした。
また、最初に訪れたお化け屋敷は最後に訪れたものよりもはるかに怖かったことに気付きました。
それは、夜遅くになるにつれて私の脳が反応しなくなったことを示唆しています。
シーゲルはこう言っていました。
「全ての人たちが、同じように感じる社会を作る方法を、お化け屋敷から学ぶことができるのです」
(出典:米AXIOS)(画像:たーとるうぃず)
面白い話ですね。
うちの子はふだんは大きな声を出すことはあまりないのですが、一緒にジェットコースターに乗るとものすごい大声を上げていました。
少しは楽しかったのか、ただ怖かっただけなのかはわかりませんけれど。
ゾンビがあふれた、みんなが同じように恐怖する社会は、私もうちの子も望みません。。。
(チャーリー)