- 自閉症をもつ子どもたちに、どのようなアクティビティやプログラムが効果的な支援を提供できるのか？
- 子どもたちの不安や感情の安定化を図るために、どのようなアプローチが有効なのか？
- 家族や関係者が、自閉症スペクトラムの人たちが活動やプログラムを通じて得られる成長や喜びについてどのような支援をすべきか？
５年前、ザックは不安と感情の崩壊に悩む子どもでした。
ザックは自閉症で言葉を話すこともなく、落ち着くこともありませんでした。
長い間、両親はザックの感覚の問題を減らし、安定させ、落ち着かせる活動を探し続けていました。
現在、１４歳になったザックはまるで別人のように変わりました。
２０１６年に西オーストラリアのサーファーによって設立された慈善団体、オーシャンヒーローズを通じてサーフィンプログラムプログラムに参加してから、ザックの世界は明るいものに変わっていったのです。
このプログラムは、自閉症をもつ子どもたちにサーフィンを教え、自信をつけ、自尊心を高め、他の人と有意義なつながりを築くことを目的としています。
ザックの母親、カレンは、オーシャンヒーローズが彼の人生と彼女自身に驚くほどの影響を与えたと言います。
「ザックは以前、本当に不安定でとても興奮し、毎日感覚的な問題から、パニックを起こしていました。
１日に何度もそうなることもありました。
親としては心が痛い日々でした。
私たちは乗馬から体操まで、あらゆる方法を試しました。
しかし、息子の不安を調整し、落ち着かせることができたものはありませんでした」
ザックの療法士から、自閉症スペクトラムの子どもたちに向けのサーフィンプログラムを紹介されたとき、母親のカレンがためらうことはありませんでした。
「ザックが２人のサーファーと一緒にボードに乗った瞬間、人生が変わりました。
私の人生も変わりました。
私は喜びで涙を流しました。
やっと、息子にぴったりの、出口になるものを見つけたとわかりました。
うれしい声、終わらない笑顔、社交的な交流。
息子の明るい一面と個性が光りました。
息子は本当に楽しんでいました。
今では、ザックは月に１回の無料イベント、１対１のサーフィンセッションに参加し、学校が休みのときにもサーフィンを楽しんでいます」
「息子はすべてのサーファーと素晴らしい信頼関係と友情を築いています。
彼らは皆ザックのことを知っていて、一緒になって楽しんでいます。
サーフィンはザックの感覚的なニーズを完全に満たすものとなっています。
息子のバランス、持久力、自信、すべてが大きく向上しました。
息子は話すことができませんが、言葉を使わずに社交的なコミュニケーションを発展させ、波の上でサーファーたちと笑いながら楽しんでいます」
オーシャンヒーローズは、年間を通じて１２００人以上の自閉症の人たちが参加する２６以上のイベントを開催しています。
それぞれのイベントに５０人から７０人のボランティアが参加しています。
これは参加者とその家族に肯定的な影響を与えるだけでなく、西オーストラリア全体で自閉症の人たちを受け入れる機運を促進しています。
１０歳のホセも、不安、自信の欠如、自尊心の低さに苦しんでいた自閉症の子どもでした。
ホセの母親、ジェスは、オーシャンヒーローズがホセの自信を取り戻し、チャレンジすることを助けてくれたと言います。
「ホセはサーフィンと社交的な交流が大好きで、いつも参加するのを楽しみにしています。
自分に合ったもので、幸せに人と交流できる肯定的な機会が、息子を大きく変えてくれました。
息子が自信を持ってサーフィンをし、笑っている顔を見るのが好きです。
サーフィンを終えた後も、息子はとてもリラックスして落ち着いています。
最高です。
昨年から参加し、週に一回はサーフィンをしています。
サーフィンのポジティブな経験のおかげで、ホセはスケートボードやギターの演奏など、他の活動に対しても積極的になりました」
オーシャンヒーローズの共同創設者、サム・モイルは無料で参加できるようにすることが、社会的不利益に直面する家族にとっての障壁を取り除くのに役立っていると述べています。
「ミネラルリソーシズ社が、西オーストラリア全域で年間を通じて無料のイベントをサポートしてくれています。
これにより、ザックやホセのようにサーフボードに乗って、２０８人以上の子どもたちの笑顔が増えます。
それだけでなく、西オーストラリア全体の２０８以上の家族も、孤立から脱し、素晴らしい体験を楽しむ機会が得られるようになりました」
（出典・画像：豪MINERAL RESOURCES）
子どもたちのたくさんの笑顔が見れるのは最高です。
素晴らしい取り組みですね。
（チャーリー）
