- 発達障害や自閉症でも一流のスポーツ選手になれるのか?
- 困難を克服して成功した発達障害や自閉症の人たちの実例はあるか?
- 子供が発達障害でいじめに遭う場合、親としてどのようにサポートすればいいか?
英国出身のオースティン・ライリーは、昨年歴史に名を刻みました。
ラディカル・ノースアメリカ・プロ1340チャンピオンシップおよび全体のシリーズチャンピオンシップを制しただけでなく、自閉症のカナダ人として初めてこれを達成しました。
現在24歳のオースティンは、幼少期の大半は、学校でのいじめや違いを理由にからかわれることで過ごしました。
その後、オースティンは自閉症と診断されました。
それによって彼の両親は答えを手に入れ、そして解決策を見つけようと取り組みました。
両親はオースティンがつながりを作るのを助けるためにさまざまな活動を試しましたが、うまくいきませんでした。
そんななか、ゴーカートのチラシを目にしました。
それから、オースティンが車の運転席に座ってみるのに1年かかりました。
しかし、そのとき8歳だったオースティンは、それ以来ずっと運転席に座り続けています。
「私は一人で走っていると、自由を感じます。
すべてが消えてしまうようです」
オースティンはレースについてそう言います。
「実際、私が歓迎される唯一の場所です。
仲間のレーサーたちは、私の能力、トラックでの私の実力を受け入れてくれます」
2022年の米カリフォルニア州ソノマでのチャンピオンシップ優勝は壮観でした。
カナダトロントのホンダ・インディでは2度3位に入賞しました。
「イギリスでのレースは非常に厳しく、参加車両数も多かったです。
そして、どの誰もが、北米のチャンピオンシップでは勝つ可能性があるレベルでした。
息子が10位に入賞できたことは、やはり大きな達成感があります」
さらに、オースティンはメルセデスのF1工場のプライベートツアーも体験しました。
しかし、オースティンに注目するのはレース界だけではありません。
モータースポーツにおける自閉症の人のドキュメンタリー映画で撮影も行われています。
父親のジェイソンはこう言います。
「息子のオースティンは常にこう言っています。
『与えられたカードはたいした問題ではない。目標に到達するには少し頑張る必要があるだけだ』」
(出典・画像:英THE PETERBOROUGH EXAMINER)
大きな可能性があることを示してくれます。
ますますのご活躍を期待しています。
(チャーリー)