- 1. 自閉症の子どもが言葉を学ぶためにどのようにサポートできるか?
- 2. 自閉症の子どもたちに有効な教育ツールはどのようなものか?
- 3. 自閉症の家族が生活をより良くするためにはどんな行動や決断が役立つか?
自閉症の双子の兄弟、エイン・ドッドとコーナー・ドッドはトイ・ストーリーの動画を使い、自閉症の子どもたちのために、絵と言葉を結びつけるための視覚的な教育ツールを開発しています。
父親のエンダが、ディズニーからアニメーションを研究に使用する許可を得てそれに取り組んでいます。
エンダと妻のヴァルは、双子が7歳のとき、安定した仕事をやめ、カリフォルニアに移住しました。
それは、自閉症の子どもたちに最良の結果をもたらすための最新の科学と専門知識を得るためでした。
そこで息子たちは、ソフトウェア・プログラマーとしてのスキルを身につけ始めたのです。
「息子たちはディズニー映画を短い動画に分解します。
この動画は、走ったり、ジャンプしたり、悲しんだりといった内容を含むものです。
そして、この動画から画像を取り出し、自閉症の子どもたちが解くことのできるパズルを作っています。
これは、息子たちが小さい頃、言葉を身に付けさせるために私がやっていたことです。
言葉を発しないコナーが、私がやっているのを見ると、私を椅子から引き離し、プログラミングを始めた日は忘れられません」
そう、父親のエンダは言います。
「自閉症の子どもや大人は、主に目で見たものをもとに考えます。
私自身も、絵や映像で考え、その絵の中で思考を整理します。
なので、子どもたちの言葉のニーズを理解するために、全国の親御さんにもそのような理解をしてほしいと声をかけています」
エンダは、息子たちが幼児期に重度の障害者と診断されたことをこう言います。
「親として、息子たちが重度の障害を持ち、言葉も話せず、言語能力の発達も見込めないと告げられた日のことをよく覚えています。
しかし、26歳になった今、息子たちは素晴らしい成長を遂げました」
双子のエインとコナーは、さまざまなスポーツを楽しみながら育ちました。
そして、父親と同じようにセーリングに情熱を注ぐようになりました。
今、彼らは、世界で最も過酷な海洋イベントのひとつである2025年ファストネットレースに出場するための資金集めを進めています。
「5万ユーロ(約750万円)の資金が必要ですが、今後数ヶ月で確保できると考えています」
この資金は、ハイテクレーシングヨットの購入、集中的なトレーニングスケジュール、乗組員の確保などに使われる予定です。
「私たちは、この4年間、ずっとこのプロジェクトに取り組んできました。
心理学者から贈られたボートをアイルランドのゴールウェイのマリーナに置いています。
これまで参加してきたレースでは常に上位を獲得しています。
言葉を話すことはできませんが、息子たちは海に出たいと言っています」
母親のヴァルも、息子たちの活躍をとても楽しみにしています。
「子どもたちが厳しいレースに向けて準備を進めています。
それは、驚きではありません。
子どもたちは本当に強く、強い決意を持っていますから。
昨年の夏、ヨットに乗った子どもたちは素晴らしい時間を過ごし、健康で日焼けして幸せそうでした。
夏が終わるのを嫌がっていました。
子どもたちが幸せそうに生きているのを見るのは本当に素晴らしいです。
もし、あなたも好きなことを見つけることができたら、もうあなたは勝者なんです」
(出典・画像:アイルランドRTE)
大好きなことを見つけたら、それはこれからの人生を大いに助けてくれるものになるかもしれません。
見つけたら、応援してください。
(チャーリー)