発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症の子たちの声による公共交通機関の車内アナウンス。全米に

time 2023/05/03

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

自閉症の子たちの声による公共交通機関の車内アナウンス。全米に
  • 自閉症スペクトラムの子どもが公共交通機関のアナウンスに参加するプロジェクトは、どのような効果があるのか?
  • 自閉症や発達障害をもつ子どもが、社会参加できる機会はどのようにして増やせるのか?
  • 家族や社会全体で発達障害や自閉症の受容と理解を深めるためには、どのような取り組みが有効なのか?

公共交通機関の車内アナウンスに自閉症スペクトラムの子どもたちの声を使うというキャンペーンが行われ、利用者を喜ばせています。

「みなさん、僕はライアンです。
ドアから離れてください。ドアが閉まります」

米サンフランシスコのベイエリア高速鉄道(BART)の車内放送で、子どもがそうアナウンスしました。

この自閉症トランジットプロジェクトは、4月の自閉症受容月間に、カリフォルニア、ジョージア、ワシントンD.C.、ニュージャージー、ニューヨークなど全米の地下鉄の駅で行われました。

この取り組みは、コネチカットとニューヨークで特別支援を必要とする生徒のため学校を2つ創設したジョナサン・トリクターが主導して行われています。

「私の名前はアロンソです。電車が大好きです。
ニュージャージー・トランジットが自閉症受容月間の一環として、私にアナウンスをさせてくれました。
自分が乗る前に、まず乗っている人たちが降りれるようにしてください。
電車のスムーズな運行にご協力ください」

ワシントンD.C.の首都圏交通ではこうアナウンスがありました。

「僕の名前はテイラーです。電車とバスが大好きです。
優先席は高齢者と障害者にお譲りください」

昨年4月にニューヨークから始めた、このプロジェクトは多くの自閉症の子どもたちに喜ばれているとトリクターは言います。

今年は、カリフォルニア州ベイエリア、アトランタ、ワシントンD.C.、ニュージャージー、ニューヨークの交通機関も参加しました。
BARTの広報担当者であるジム・アリソンはこう言います。

「発達障害の子どもたちは、私たちの乗り物が大好きであることがよくあります」

BARTでは、17家族の地元の子どもたちのアナウンスが30分ごとに、駅で流されました。

「BARTに乗れば、自宅の車で走るのとは違って、誰かとの共同体験になります」

アトランタのMARTAのアシスタント・ジェネラル・マネージャーであるコリン・キエナンはこう言います。

「自閉症トランジット・プロジェクトへの参加はすぐに社内で決まりました。
私の家族にも、自閉症の者がいます。
これがどんなに喜ばれるものになるか、すぐにわかりました。

私たちは、乗客からも素晴らしい反応を受け取っています。
何人かは、一日を明るくしてくれるものなので、通年でしてくれないかと要望もありました」

このプロジェクトを始めたトリクターは、このプロジェクトの成功に多くの家族も興奮していると言います。

「子どもたちの顔には、純粋な喜びが表れていました。
多くの親御さんが、お子さんのプライドや自己肯定感が高まったと報告してくれました」

トリクターは今後、東京、ベルリン、ロンドン、パリでも、この「自閉症トランジット・プロジェクト」をグローバルに展開したいと考えています。

(出典:米TODAY)(画像:YouTube)

これはいいですね。

電車が大好きな子は本当に多いです。

東京でも行われたら、うれしいですね。期待しちゃいます。

発達障害、自閉症の子どもとその家族たち、そして乗っている人たちに大きな笑顔が生まれるはずです。

発達障害の子たちに友達も。米ニューヨーク交通博物館の取り組み

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから
福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。