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知的障害の子の父が作ったスケート補助器具「アイスキューブ」

time 2023/04/15

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

知的障害の子の父が作ったスケート補助器具「アイスキューブ」
  • 障害者でも楽しめるスポーツはありますか?
  • スケートをするための補助器具は存在しますか?
  • 知的障害があっても運動に参加できる方法はありますか?

カナダのオタワに住む父親が、氷上に立つことを望む障害者向けにスケート補助器具を作りました。

この補助器具「アイスキューブ」は4つの面を持つ箱で、ユーザーの能力に応じてさまざまな形に変えることができます。
これによって、より多くの人にスケートの楽しさを伝えることができると開発したデイビッド・グライムズは言います。

デイビッドは、知的障害をもつ息子のリアムが、初めてスケートに挑戦した際に苦労したことから、アイスキューブの開発に取り組み始めました。

「世の中にはたくさんのスケート補助器具があり、それらは素晴らしいものです。
しかし、息子のリアムにとってはそうではありませんでした」

リアムはスケート靴が前に滑って後ろに倒れ、ヘルメットをかぶった頭を氷に打ち付け、付き添いの人を引きずり降ろしました。
そのため、デイビッドはより頑丈な立ち乗り器具の設計に取りかかりました。
そして、特別にカットされた合板と可動式の補強チューブからなる箱型のものを思いつきました。

中央にある仕切りによって、スケート靴を履いた足が交差しないようにもなっています。
後ろから押すこともでき、疲れたらベンチにもなります。

「設計の柔軟性こそが、この製品の魅力なのです」

オタワにあるベル・センテニアル・アリーナでは、試作品のアイスキューブ3台が、特別支援学級の子どもたちのスケートをサポートしています。
体育教師であるマイケル・モローニーが、リアムを含む生徒たちが週に一度、氷の上を滑るのを助けています。

「アイスキューブは、彼らの技術や自信を向上させるのにとても役立っています。
バランス感覚を鍛えることができ、彼らは生き生きとしています」

デイビッドとマイケルは、障害を持つ他のスケーターもアイスキューブから恩恵を受けることができると述べています。
毎週、息子やクラスメートがスケートを楽しんでいるのを見守るデイビッドは、スケートを「スポーツ以上のもの」だと言います。

「社会的な活動であり、カナダの偉大な伝統の一部です。
彼らを取り残さないでほしい」

(出典・画像:カナダCBC

「取り残さないでほしい」

その気持ちよくわかります。

きっと、カナダで多くの人に喜ばれるものになるのでしょう。

自閉症の孫のためにおじいちゃんが作ったプーさんの小さな寝室

(チャーリー)


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