- 自閉症の子供と他の子供がどのように交流できるのか?
- 通常学級の生徒が自閉症の生徒をどのようにサポートできるのか?
- 包容力と帰属意識を育むためにはどのようなプログラムが有効か?
共感。友情。寛容。
どういう人でどう学ぶのか。
すべての生徒のありのままの姿を受け入れる。
これらはすべて、米ラファイエット小学校の新しい「ピアツーピア」プログラムを行う目的です。
このプログラムは、自閉症の生徒とそうでない生徒がペアを組み、週3日、休み時間に交流するものです。
プログラムに応募した、通常学級の生徒が面接を経て選ばれました。
このプログラムを始めたラファイエット小学校のマイケル・リンチ副校長はこう言います。
「普通なら運動場の反対側に集まってしまうような生徒たちが交流し、お互いの違いだけでなく共通点も学ぶ機会です。
このプログラムを通じて、生徒たちはこれまでの自分たちよりも大きなものの一部となることで、多くのことを学べるはずです」
学校関係者によると、このプログラムの開始は同校の自閉症スペクトラム障害への取り組みの一環です。
このプログラムでは、自閉症の生徒も自閉症でない生徒も同じ教育環境に統合されます。
この地区では、これまで高校と中学の授業で通常学級の生徒が自閉症の生徒との関わり方や支援方法について学んできました。
「この地区での自閉症の生徒の学業成績が向上しているのは、すべての生徒に前向きで受け入れやすい校風を提供してきたことの結果です。
小学生もこのプログラムに参加させることで、包容力と帰属意識が芽生えました」
そう、同校の特別支援教育担当のニコール・チャブは話します。
この学区全体でこの取り組みが支持されるものとなっています。
今後は学区全体にも広がると、テリー・デンジャーフィールド教育長は述べています。
「ラファイエット小学校の職員と生徒が、高校と中学の生徒と一緒になって、学習上の問題に関係なく、すべての生徒が教室内外で成功できるよう、この活動を支援してくれたことをとてもうれしく思っています。
このプログラムは、すべての生徒に歓迎と育成学習環境を提供し、継続的な努力の中心的な役割を果たしています」
(出典・画像:米News-Herald)
特別支援学校に通っていた、うちの子にも通常学級の学校にも年に何度か行く機会と籍(席)をもつ「副籍」という制度がありました。
しかしながら、通常学級の生徒にとっては、話すこともできない重度のうちの子は「珍獣」でどう接していいかわからないだろうし、うちの子にとっても辛いだけだろう、そう思いそれを利用することはありませんでした。
しかし、
うちの子のような人も身近にいることを知って理解もしてほしい、うちの子にとっても素晴らしい出会いがあったかもしれない、
そう思いもします。交流はあったほうがいいと考えます。
なので、この取組のように「希望した」通常学級の生徒さんが特別支援学校に来るような機会を増やしてもらうのもいいかなと思います。
(チャーリー)