- 自閉症の特性に理解があるレストランやカフェはどのように探したらいいですか?
- 子どもが特定のものにこだわる場合、周囲の人にどのように説明すれば良いですか?
- 自閉症の子どもがリラックスできる環境作りにはどんな工夫が必要ですか?
米ユタ州のあるレストランが、自閉症の少女の「壊れた」チーズバーガーを「直した」ものに取り替えて、親切なサービスをしてくれました。
アンナ・マクリーンは、妹のアリアナを連れてランチに出かけました。
すべてが順調で、アリアナもそれほど過度な刺激は受けていませんでした。
7歳のアリアナはとても喜んでいて、ウェイトレスに「私はチーズバーガーを食べるわ」と注文しました。
ハンバーガーがテーブルに運ばれてきました。
でも、アリアナは食べませんでした。
それは、チーズバーガーが半分にカットされていたためです。
これは、レストランが子ども向けには常にしていることでした。
アリアナはこう言いました。
「いらない。
このチーズバーガーは壊れている。
壊れていないのを食べたい」
レストランには難しいお願いだとアンナは思い、別に代金を払うことにして、新しいハンバーガーをウェイトレスにお願いしました。
しかし、ウェイトレスのローレン・ウェルズはそれを断り、ハンバーガーを切ったことをアリアナに謝って、店長もすぐに理解して「壊れていない」ハンバーガーをもってきてくれました。
アンナはこう言います。
「彼女はとても優しくて、アリアナと一緒に遊んでもくれました」
ローレンがチーズバーガーを持ってくると、アリアナはローレンに「どうもありがとう」と言うと、
チーズバーガーに「あなたに会いたかった」とアリアナは何度も何度もチーズバーガーにキスをしました。
姉のアンナは、妹のアリアナへのこのレストランの人たちの思いやりと理解に感動し、アリアナがチーズバーガーにキスをしている写真を撮影し、Facebookに投稿しました。
そして「壊れたチーズバーガー」の写真は話題になりました。
このレストランの総支配人ハリソン・ディクソンは、自閉症の支援団体オーティズム・スピークスの会長をはじめ、全米の人々から、店長とウェイトレスのローレンの対応に感謝の電話があったといいます。
「この2人を本当に誇りに思います」
レストランに出かけただけのことが、アンナの想像をはるかに超える大きな出来事になりました。
「これは妹のアリアナの物語です。
そして、これはレストランのローレン、店長の物語です。
二人は本当に優しかった」
自閉症の子どもは、常に特定のものを特定の順序で持っていなければならず、ルーチンが一つ変わるだけで、その日の流れが一瞬にして変わってしまうことがあります。
残念ながら、誰もがこのような特別なニーズを理解し、忍耐強く対応できるわけではありません。
しかし、このレストランは「壊れた」バーガーを喜んで交換してくれました。
その思いやりについての投稿が、人々を感動させました。
こうした親切が、一生忘れないありがたい出来事になったりします。
ちょこっとしてみましょう。
(チャーリー)