- 障害を持っていると夢を追うことは不可能なのか?
- 介助犬は発作が起きたときにどのように助けてくれるのか?
- 自閉症やてんかんを持つ人でも何か大会に参加して成功できる例はあるのか?
米テキサス州シャーマンに住む10代のアリソン・アップルビーは、忠実な介助犬であるブレイディを傍らに、2022年のミス・ダラス・ティーンUSAに選ばれました。
自閉症とてんかんをかかえる17歳のアリソンは、かつて不可能と考えたことを達成し、障害者として出場し優勝したのです。
アリソンはこう言います。
「本当におどろきました。私はそれまで一度も出場したことさえありません。
3日前にドレスを買いました。
似合うのかもわかりませんでした」
初心者のアリソンは、介助犬のブレイディと一緒に参加しました。
「障害があってもできることを示すこと」が目標だったと語っています。
「ずっと怖かったです。
でも、ブレイディが私の側にいることで、とても楽になりました。
ブレイディはずっと私をサポートしてくれています」
戴冠式では、アップルビーとブレイディの両方に王冠が贈られました。
ミスダラスのページェントディレクター、ジェニファー・オルティスは、アリソンとブレイディの両方を戴冠することができたことは素晴らしい経験だったと語っています。
「アリソンは本当に素晴らしかった。
非常に知的で、私たちの審査員ともすばらしくコミュニケーションができていました」
ジェニファーは、アリソンが介助犬と一緒に出場することを知ったとき、アリソンが勝った場合に備えて小さな王冠も購入していたと言います。
「もしアリソンが優勝できなかったら、うちの犬のハロウィン衣装にするつもりでした」
そう、ジェニファーは笑います。
アリソンは、障害を持つことが「夢を追ってはいけないという意味ではない」ことを証明することが彼女の目標であると言います。
「私はいつもこうした大会に出ることをを夢見てきました。
それでも、まさか実現できるとは思えませんでした。
審査員たちは、私の障害に左右されることなく、私を一人の人間として評価してくれました」
アリソンが他の障害を持つ若者に伝えたいことは、「受け入れる」ことです。
「挫折に負けて、夢をあきらめないでください。
できます、成功できます。
人生をあきらめる必要はありません」
アリソンは、16年間も誤診されていました。
2歳のときに、自閉症と診断されましたが、てんかんは不安症と間違われていました。
「私は焦点発作や欠神発作を起こします。
私は人生で一度もドラッグをやったことがないのに、薬物検査を受けたこともあります」
アリソンは2021年5月にてんかんと診断され、やっと人生が意味あるものになったと言います。
そして診断後、発作警報犬のブレイディと過ごすことになりました。
ブレイディは、2歳になるまで訓練を受けています。
アリソンが発作を起こしたとき、あるいは発作に耐えそうなとき、周囲に警告する方法を学んでいます。
また、アップルビーの血糖値と血圧を上げるための薬やおやつをとってくることも学んでいます。
「ブレイディが私の側を離れることはありません。
私の親友であり、私たちは切っても切れない関係です」
そうアリソンは言います。
ミス・ダラス・ティーン・ページェントは、ミス・テキサスUSAが公認するもので、アルツハイマー病協会の長年のボランティア活動やスポークスパーソンとして、慈善活動に携わっていきます。
(出典・画像:米NEW YORK POST)
ますます輝いて頂きたいと思います。
多くの方を照らしてくれる存在です。
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(チャーリー)