- 自閉症の子どもが情熱を持てる趣味を見つけることはできますか?
- レゴや創作活動は自閉症の人にどのように役立つのでしょうか?
- 自閉症の子どもが集中して活動することで家族にどんな影響がありますか?
19歳のコナー・シェーンフェルダーの部屋の本棚やテーブルには、何百ものレゴ作品が並んでいます。
レゴのブロックを彫刻やアニメのキャラクター、ランドマークに変えることに情熱を傾けているからです。
コナーの父親であるヴィニー・ショーンフェルダーは、息子の建築に対する情熱は幼い頃からあったと言います。
「それは、幼児用のデュプロの箱の大きいものから始まりました。
それが息子にとっての創造的な始まりとなりました」
カラフルなピースを一つ一つ組み上げ、コナーはレゴセットの説明書に助けられながら、何年もかけてレゴの夢を現実のものにしてきました。
タイタニックのレプリカ、タージマハルの模型、シンデレラ城、ホグワーツなど、大きな作品をいくつも作っています。
「息子が作っていないレゴはないでしょう」
コナーは自閉症です。
父親のヴィニーは、レゴブロックがコナーの助けになっていると言います。
「息子はとても早くからレゴブロックが大好きでした。
息子は片言しか話すことはできません。
自立は難しいため、介護者が必要です
しかしコナーは、レゴの組み立ては最初から最後まで行うことができます。
「デス・スターを作るのに、他の人だったら30日はかかるでしょう。
息子なら、1日で完成させてしまいます。
しかし、完成が重要なのではありません。
完成までのプロセスが大事なんです」
また、ヴィニーはレゴがが自分の時間を持つきっかけにもなっていると言います。
「これだけの数のレゴを与えることになった理由は、私たちのように自閉症の人がいる家族には、休息をとることがとても難しいためでした。
私たちにとっても、自分たちの時間をもてるのです」
(出典・画像:米nbc12)
うちの子はこの春に特別支援学校を卒業し、福祉施設に通うようになりました。
そのおかげで、私も仕事ができる時間があります。
時間を確保することがなかなか難しいので、レゴによって家族も助かっているというのは納得です。
レゴ療育で子どもたちは希望に満ちのびやかで幸せな気分で帰れる
(チャーリー)