- 1. センサリーバスはどのような特徴や装備が備わっているのか?
- 2. センサリーバスを利用した体験をした人たちは、どのような感想や意見を持っているのか?
- 3. このようなセンサリーバスが持つ効果や意義は、発達障害を持つ人やその家族にとってどのような価値があるのか?
Autism Community Storeが、発達障害の人たちが大規模イベントに参加するのに役立つ新しいバスを開発しました。
このバス、センサリーバスは発達障害の人たちの避難所となります。
このバスを設計したAutism Community Storeのシャノン・サリバンはこう言います。
「自分と自分の感覚を落ち着かせるような色を選びました。
そして、自然が人を落ち着かせるということについての研究があります」
バスのいたるところに自然の要素があります。
後ろの壁には水の映像が映し出され、人工のコケや植物、岩があちこちにあります。
「私たちがバスで試みたのは、遮音性や静寂性など、感覚的に難しいものをすべて取り除くことです。
そして、人々の注意をそらし、バスの中での体験に没頭できるような、本当に魅力的な要素を加えることです」
バブルチューブは、没入型の気晴らしの一例です。
泡を眺めていると、何も聞かなくても、感覚的に入り込んでくるのです。
また、ビーズやストリングライト、さらにはアロマテラピーのディフューザーもあります。
「日本産のヒノキをはじめ、いくつかの優れた研究結果がある特定のオイルを拡散しています」
このような移動可能なスペースは、自閉症スペクトラムやその他の発達障害の人たちにとって大きな助けとなります。
「センサリーバスは、自閉症やその他の発達障害をかかえる人たちが、地域社会全体でより歓迎されるようにするための活動の一部です」
息子のキングストンが自閉症スペクトラム障害をもつブライアン・クラークはこう言います。
「彼らは子どもたちが持つさまざまなニーズに合わせてあのバスを作ってくれました」
クラークは、Autism Community Storeとそこに集まるコミュニティを頼りにしており、センサリーバスのようなバスは、自分の息子を助けるためのツールとなります。
センサリーバスを体験したドブラーはこう言います。
「私の娘はダウン症と自閉症をかかえています。
ときどき暴れるのですが、どうしたら彼女のためになるのかわかりません」
(出典・画像:米CBS COLORAD)
どこかに出かけるためのものでなく、イベントが行われる場所での避難所になるものなんですね。
少なくない方と家族にすごく役に立ちそうです。
発達障害の子にバスを安全に待っていられるようにと贈られたバス
(チャーリー)