- 発達障害やADHD、自閉症の子供に合うスポーツはありますか?
- 発達障害がある人がスポーツで成功するにはどうすればいいですか?
- ボクシングがADHDや自閉症の子供にどのような影響を与えるのですか?
16歳のトロイ・オコナーがボクシングのリングに立ちました。
何百人もの米国人ボクサーが2022 USA Boxing National Junior Olympicsのためにやってきました。
この大会では、大学選手から小中学生まで、さまざまな体重クラスとスキルレベルが用意されています。
「有酸素運動から筋力トレーニング、スパーリングまで、毎日コンスタントにトレーニングを行い、栄養価の高い食事で一貫した食生活を送るなど、準備をしてきました」
そう、オコナーは言います。
「州代表として、また自分自身を代表して良い結果を出したいと思っていたので、ストレスが多くありました」
ジュニア男子165ポンドで戦ったオコナーは、は圧倒的な強さで各ラウンドを制し、ジャッジ5人全員一致の判定で銀メダルを獲得しました。
この決定的な勝利は、オコナーのキャリアにとって新たな節目となるものです。
大きなモチベーションになったと語っています。
「ハードワークの結果、決勝に進出し、銀メダルを獲得し、将来のために経験を積むことができました」
オコナーは幼少の頃に、ADHDと自閉症と診断されたことから、日々、意識的に挑戦を続けてきました。
両親のティムとブレンダはさまざまな活動やスポーツをオコナーにさせてみましたが、どれもオコナーには合いませんでした。
「両親は、同じような問題を抱える子どもたちのためのあらゆるものを試しましたが、どれもうまくいかなかったようです。
サッカーや空手などのスポーツも試しましたが、私が必要とする規律や集中力を与えてくれるものはありませんでした」
そう、オコナーは言います。
そして、ボクシングのジムを試してみることにしました。
オコナーは当初、ボクシングに興味も関心もありませんでした。
しかし、自分の才能を発見すると、その気持ちはすぐに変わりました。
「困難な状況をチャンスに変えることで、私の人生と未来の方向性を変えるために必要なステップを踏み出したのです」
7歳のときからボクシングを始めました。
ヘビー級選手、ジム機器、競技に囲まれた中で、彼は規律だけでなく、友人や指導者といった大家族を見出しました。
ブランズウィック・ボクシング・スターズのオーナーであるJT・トンプソンと妻のディオンヌは、スポーツそのものよりも、家族や尊敬といった核となる価値観を身につけることが重要だと説明します。
JTは、彼のジムが多様な人々が共有する仲間のるつぼであるといいます。
この受け入れ態勢のおかげで、オコナーは環境にスムーズに移行し、徐々にチャンピオンへと変貌を遂げることができたのです。
ジョン・シロギーコーチの指導のもと、オコナーはリングの内側と外側の人生に対する考え方を形成するスキルを身につけました。
「ジョンは偉大なコーチであるだけでなく、ボクシングの技術や人生の教訓を教えてくれる模範的な存在です。
ジョンなしでは成し遂げることはできませんでした。
ジョンの忍耐力、指導、そして私の可能性を認めてくれる姿勢がなければ、今の私はなかったでしょう。
私の家族のようなものです」
オコナーは、ボクシングから学んだことは、人生のあらゆる場面で応用が利くと言います。
また、このスポーツが彼の身体と精神の両方の健康を強化したと信じています。
「ボクシングから学んだことは多岐にわたりますが、中でも重要なのは、人生における規律と決意、そして献身の必要性です。
この原則は、ボクシングのハイレベルな競技以外に、ダイエット、友人関係、良い成績、成功のために必要なことを認識することなどを通じて生かされています」
「特にリング上では、障害を克服し、感情に流されないことを教えられ、精神的に強くなりました。
コントロールは、規律とともに、自分を守り、ハイレベルな競技者となり、精神的に強い個人となるために最も重要なレッスンのひとつです」
「私の夢は、全国大会に戻り、金メダルを獲得し、一歩一歩、ベストを尽くしていくことです。
この野望は、このスポーツを始めたときから私に植え付けられた価値観と一致しています。
このスポーツで競技する機会を与えられたことは、私の将来、可能性、そして自信を大きく変えました。
サポート体制、指導、精神的な強さがあれば、不可能なことは何もないと感じています」
(出典・画像:米centraljersey.com)
これからの人生に大いに役立つことを身につけられたのですね。
その確固たる姿勢、尊敬します。
(チャーリー)