- 夢を追う中での困難を乗り越えるためにはどんなサポートが必要なのか?
- 自分の特性や障害を受け入れることが成功につながるのはなぜか?
- 周りに自分の状況や困難を正直に伝えることの重要性は何か?
自閉症の自営ブライダル・メイクアップ・アーティストで、現在「繁盛」している女性が、夢をあきらめてはいけない理由を教えてくれます。
エレノア・ノーマンは、3歳のときに自閉症の一種であるアスペルガー症候群と診断されました。
「アスペルガー症候群は、時に否定的にとらえられることがありますが、そうではありません。
この障害がなければ、私はまったく別の人間になっていたと思います」
エレノアは、英ケンブリッジ・リージョナル・カレッジの3年間のヘア&メディア・メイクアップ・コースに入学し、夢のキャリアに向けた活動を開始しました。
すぐに、メイクアップアーティストのアシスタントとして、業界で仕事を経験しました。
その後、メイクアップカウンターでの仕事をいくつか経験し、自信をつけていきました。
しかし、障害があるために簡単にはなれないと思っていました。
「メイクアップの世界に足を踏み入れるのは、とても大変なことだったんです」
26歳の彼女は、ウェイトレスやバーのスタッフとしてアルバイトをしながら、同時に花嫁向けの仕事も予約制で行い、ビジネスを立ち上げる方法を模索しました。
昨年8月、エレノアは思い切ってフルタイムの自営業を始めることにしました。
それが、エリー・ノーマン・メイクアップアーティストの始まりです。
「アスペルガー症候群であることを企業や雇用主に何度か話したのですが、そんな症状聞いたことがないと言われ、興味を持たれませんでした」
自営業として始めて1年、エレノアは、以前にも増して予約が増え、自分が達成したことが信じられないことだと言います。
「自営業で行うようになってから、私のビジネスはすごく成長しています。
今では、多くの予約もあり、注目されています。
最初は、注目されていませんでした。
しかし、私は自分自身と私がやっていることに自信をもっていました」
「数週間前に花嫁の方のメイクアップをしたのですが、その花嫁は自分は自閉症であると言いました。
私もそうであることを伝えると、とても安心してくれました。
彼女は最初はとても不安そうでしたが、私は彼女と一緒にうまくする方法を知っていましたし、いくつかのことをしてはいけないことも知っていたので、彼女はとても快適だったはずです」
エレノアは、業界内で助け合える人を見つけることが、自分がここまでキャリアを積んでこられた重要な理由だと考えています。
「私はヘア&メイクアップアーティストのためのオンラインアカデミーに参加していますが、彼らは何をすべきか、何が流行っているかについてのガイダンスやチュートリアルを与えるのがとても上手です。
また私は、自分の自閉症を受け入れることができるようになったから、みんなにも自閉症を心地よく感じてほしいのと思っています。
数年前なら、こんなことはしなかったでしょう。
でも今は、みんなに知ってもらわなければならないと思っています」
エレノアは、自分の症状のために辛い思いをすることもあると言いますが、婚約者のクリスがずっと支えてくれているそうです。
「彼は私と一緒にいる間にアスペルガー症候群について学び、一緒に働きたいと言ってくれているので、助かっています。
サポートは多くあると言われても、残念ながら資金の問題があります」
エレノアは、地元だけでなく広い範囲で、花嫁のメイクアップなどをして活動しています。
「私はただ、夢をあきらめてはいけないということを、多くの人に知ってもらいたいだけです」
(出典・画像:英ELY STANDARD)
夢を叶えて活動されて、本当にすばらしいです。
勇気づけられますね。
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(チャーリー)