- 自閉症でもモデルになれるのですか?
- 言葉を話せない自閉症の子供にどんな可能性がありますか?
- 自閉症の子供がコミュニケーションの問題を抱えているとき、どのようにしてサポートを見つけられますか?
自閉症で言葉をはなすこともできない少年、ジェームス・マベランがプライマークのモデルになりました。
2歳のときに自閉症と診断された7歳のジェームスは、母親のディオールと外出中にスカウトされてモデルとなりました。
ジェームスの気さくな性格と人目を引くスタイルが、この小さなファッション愛好家を際立たせ、母親は誇らしく思っています。
「看板に我が子がいるのを見ると、とても誇りに思うし、受け入れられていると感じます」
黒人の自閉症の子が、プライマークのような大きなブランドとともに仕事をしているのを見れば、世の中の流れが変わってきていることがよくわかります。
「ジェームズはファッションが大好きで、この業界に入ることを強く望んでいました。
昨年の夏、英ロンドン中心部で開催されたファッション・セールに行ったとき、ある人が私たちに声をかけてきたんです。
ジェームズにモデルにならないかと。
彼らはジェームズに質問をしましたが、ジェームズは言葉を話せないためコミュニケーションが難しく、自閉症であることを伝えました。
すると、多様なモデルをマネジメントするZebedeeモデルを紹介してくれました。
契約後、私たちはマンチェスターに行き、プライマークの撮影を行いましたが、それは素晴らしい経験でした。
ジェームズはカメラが大好きで、ポーズの取り方も知っています。
写真を撮るのに30分しかかかりませんでした」
ジェームズが他の子たちと違うことに、母親が最初に気づいたのは、まだ赤ん坊のころでした。
何かおかしいと思い、1歳の時に医者に連れて行きました。
生後6ヶ月くらいになると、普通のおもちゃで遊べなくなり、目を合わせることもできなくなりました。
「日に日に悪くなる我が子を見て、恐ろしくなりました。
息子にどんな人生が待っているのか、心配でたまりませんでした。
しかし今では、地域社会で多くのサポートが受けられ、息子はニーズを本当によく理解してくれる学校に通っています。
看板のジェームスを写真に撮って送ってくれる人もいます。
嬉しくなります」
(出典・画像:英METRO)
できないからといって、すべてができないわけではありません。
できなくても、そもそもそれが求められなければ、こまりません。
できること、好きなことを追求していっていただきたいと思います。
(チャーリー)