- 自閉症の子どもが自らの興味や才能を活かして自己表現をすることは、どのような効果があるのか?
- 自閉症の子どもが学校で活動する際に支援を受けることは、その子どもにとってどのような意味を持つのか?
- 特定の興味や才能を活かした活動を通じて、クラス全体の結束力や友情にどのような影響があるのか?
カナダトロントの小学4年生の自閉症の生徒は、自らスポンジでキャラクターを作り、パニックになってしまいそうなときに、自分を落ち着かせのに役立てました。
今では、この少年ライダー・アルマのスポンジ人形づくりが学校のカリキュラムの一部になりました。
ライダーは、新型コロナウィルス感染拡大のために2年間学校に通うことができませんでした。
その後、学校に通うようになるには苦労したと母親は言います。
スポンジのキャラクターは、いつもライダーを慰めてきました。
そのため、学校でスポンジを見たとき、ライダーはそれに命を吹き込む作業に取り掛かったのです。
ライダーはこう言います。
「昔っていた学校で初めてスポンジを見たとき、『目をつけてあげなきゃ』と思ったんだ」
学校の先生は、ライダーのスポンジのキャラクターが彼を和ませる様子を見て、クラスをより親密にするためにスポンジを使うことにしました。
ライダーの担任のミラド・マザヘリタギザデ先生はこう言います。
「私は、これをカリキュラムの一部にして、クラス全員でやっているといいだろうと思いました。
ライダー君と一緒にこの授業を行えるのはうれしいことです。
ライダー君はグループの進行役を務め、生徒たちはスポンジの人形ができあがるのを見ていました」
そして、この活動によってクラスメートの間に素晴らしい絆が生まれたとマザヘリタギザデ先生は言います。
(出典・画像:カナダcbc)
「スポンジ・ボブ」は知っていますが、スポンジで人形を作ろうという発想はありませんでした。
これは簡単で、かわいく作れそうです。
子どもが取り組むのにぴったりですね。
(チャーリー)