- 発達障害を持つ孫にどうやって勇気を与えられるか?
- 自閉症スペクトラムの子どもが学校で困難に立ち向かうためにはどうすればよいか?
- 学用品に励ましのメッセージを書くことが支援になるのか?
ソフィアとビクターは、双子のきょうだいで、二人とも自閉症スペクトラムと診断されています。
家族たちは、他の家族とは少しちがったサポートを始めました。
子どもたちは小学1年生になって、別々の学校に通っています。
おばあちゃんが、独創的で素敵なアイデアを思いつきました。
それがネットで評判になっています。
おばあちゃんは、孫たちが使っている12色の色鉛筆に励ましのメッセージを書きました。
「孫娘が使っている12色の色鉛筆に励ましのメッセージを書いて、孫娘と一緒に教室に通うことを思いつきました。
色について考え、心のこもったフレーズを書きました。
孫たちはつねに困難をかかえています。
だからこそ、このメッセージは、周りの他の人にも孫の尊厳の重要性を理解してもらうことにつながると思います」
学用品にラベルを貼るように、おばあちゃんは時間をかけてソフィアの色鉛筆にそれぞれ言葉を彫り、書き込んだのです。
「あなたはできる!」
「みんなあなたを愛してる!」
「楽しんで」
「あなたを誇りに思ってる」
そんなメッセージが書き込まれています。
おばあちゃんは孫たちについて、Facebookに投稿しました。
「ソフィアの学校生活が始まりました。
多くの課題を抱え、不平等で愛のない世界に立ち向かう彼女は、とても勇敢です。
私ができることは、彼女自身ができること、そして私たちが彼女とともにいることを感じてもらうことです。
彼女を無限に愛しています」
この投稿はたちまち評判となり、話題になりました。
ビクターは特別支援学校に入学しました。
一方、この鉛筆を贈ったソフィアは一般の学校に入学しました。
「この学校はとてもインクルーシブな学校だと聞いています。
私がしたこのアクションで、私の孫のような子どもをもつ親にも誇りをもってほしいと願います」
(出典・画像:カナダoi canadian)
こんなあたたかな勇気をあたえてくれる鉛筆なら、厳しく感じる学校の中で、本当に心の支えとなるはずです。
簡単なのにとても勇気をくれるものです。自分のお子さんに贈ってみてもいいかもしれません。
(チャーリー)