- ゲームが自閉症の子供と親の絆を深めるのにどう貢献しているのか?
- 自閉症スペクトラム障害の子供たちにとって、ゲームはどのような効果をもたらすのか?
- ゲーム開発会社が自閉症の子供やその家族の声に耳を傾けているのか?
とあるゲーム開発会社が、自閉症の8歳の男の子の親から、このゲームが2人の絆を深めるのに重要であるものというお願いを受け、人気のゲームの販売を再開しました。
ハロー・ゲームズ社は今週、スタントバイクゲーム「ジョー・デインジャー」のiPhoneアプリ販売を再開しました。
AppleのiOSオペレーティングシステムのアップデートにより、このゲームはしばらく販売がされていませんでした。
それから、数年が経った今、販売が再開されたのです。
創業者のション・マレイは、別のスペースアドベンチャーゲームの開発のために、「ジョー・デインジャー」を放置していました。
しかし、ある手紙を受け取って、販売を再開するために「ジョー・デインジャー」のアップデート開発をする決意をしました。
その手紙には、8歳の自閉症の子の父親、ジャックから、子どもと一緒にゲームをプレイすることで強い絆を築いてきたことが書かれていました。
バイクで砂漠を疾走するジョー・デンジャーに、息子が夢中になっている様子を伝えています。
「息子のジャックはジョーが大好きなんです。
ジョーのすべてが本当に大好きなのです」
そう、父親は書いていました。
毎日、長い一日の仕事を終えて家に変えると、
「さあ、パパ、ジョー・デンジャーで遊ぼう!」
と言うのが最初の息子の言葉です。
このゲームは、ジャックがストレスの多い状況を乗り越えるための対処法とご褒美になっていたと父親は書いていました。
そして、この手紙の中で、父親は「ジョー・デインジャー」の販売を再開していくれいかとお願いをしていました。
「新しいiOSに対応させることがどれほどの労力と時間がかかるかわかっていませんが、もし可能でしたら。
少なくとも1人の少年にとっては、それは本当に素晴らしいことになるのです」
この手紙を受け取って、マレイは深く感動したといいます。
「ゲーム開発者は、あまり人気の出なかったゲームについては、その影響力を過小評価してしまいます」
そして、マレイは採算を考慮せず「ジョー・デインジャー」のアップデート開発を行い、今回の再販売にいたりました。
この再販売は、ゲームを愛する多くの人たちにも歓迎される出来事になりました。
(出典・画像:英itv)
私もアプリを開発しリリースしているので、よくわかるのですが、
アプリは無料だったり、高くても数百円で販売されているので、誤解されているご利用者も多いですが、
想像されているよりも、アプリの開発やアップデートには技術、時間がかかります。
あまり売れていないアプリであればなおさら、それは難しいものになります。
生きていくには稼がなければなりませんから。
なので、自閉症の子と父親を思いやって、こうしてくれたことを本当に称賛してほしい思う次第です。
(チャーリー)