- アイデンティティに苦しんできた経験は何を教えてくれるのだろうか?
- 自閉症と診断されるまでの自分の気持ちはどうだったのだろうか?
- 自閉症であることを知った今、どのような気づきがあるのだろうか?
私はこれまでの人生のほとんどの間、アイデンティティに苦しんできました。
遅れて自閉症と診断されました。
ずっと、自分は周りの世界を理解できていないように感じ、自分をことを認めるのは不可能に思いました。
私は自分が自閉症であることを知らずに22年間生きてきました。
私の性格や思考回路には腑に落ちない点がいくつかありました。
自分が自閉症であることを知ったとき、それまで自分について説明できなかったことすべてが、ようやく納得のいくものになりました。
これを書いている今、私は正式な自閉症の診断を受けてからちょうど2週間が経ちました。
自分が自閉症だとわかるまでは、自分のすべてが間違っているように感じていました。
社会的な状況での振る舞いが間違っている、自己表現の仕方が間違っている、世界の捉え方が間違っている、と。
しかし、私の脳の働きは全く自然であり、全く正常です。
それを私は知りませんでした。
私は自閉症について調べ、それが神経多様性の1つであることを知りました。
私の脳は障害があるのではなく、ただ違うだけなのです。
このことを知った今、私は自閉症の人たちに治療が必要だと考える人たちを残念に思います。
もちろん、自閉症を治すことはできません。
発達の過程で現れる神経学的な違いなのです。
病気ではありません。
自閉症であることは、時に困難であることは間違いありません。
感覚や社会性に問題があり、イライラすることもよくあります。
しかし、私がこの世界で生きていくためにどれだけの努力が必要かを知っているように、私がこの世界にどれだけの価値をもたらすかも知っています。
私の自閉的な部分は、実は素晴らしいものなのです。
細部にまで気を配り、革新的で、忠誠心があります。
これらの特性は、職場、友人グループ、そしてコミュニティ全体において私の強みとなります。
これらの特性のどれもが、治療を必要とする症状であると見なすべきものではありません。
自分が自閉症であることを知り、ひいては自分の本当の長所と短所を知ることは、自分が世界のどこに属しているかを理解するのに役立ちます。
私はみんなと同じくこの世界に属しているのです。
私はようやく自分自身を愛し始めました。
自己刺激行動、こだわり、ときにはパニックを起こしてしまうことなどすべてです。
私の人生には、私の自閉症の特性にもかかわらずではなく、特性ゆえに私を評価してくれる人たちがいます。
私の両親、祖母、親友は皆、本当の私を知っていて、愛してくれています。
私はここまで来るのに、膨大なストレスと労力と拒絶を味わいました。
自閉症である自分を受け入れるまで、不安や混乱、友人を失うこともありました。
今は、その全てに感謝しています。
自閉症の自分はいつもこうでいいのです。
それは素晴らしいことなのです。
これを読んでいる自閉症の仲間にも、それが伝わるといいなと思います。
(出典・画像:豪abc)
多くの方がこのように思える、社会、世界にますますなっていってほしいと願います。
うちの子も重度の発達障害、自閉症だからこそ、一緒に生きてきて素晴らしいところがあります。
なんといっても、作り笑顔などできないので、笑顔のときには本当に喜んでいるのだなと思うと、こちらも本当にうれしくなります。
(チャーリー)