- 自閉症や発達障害を持っていても、大きな目標を達成することは可能ですか?
- 自閉症のある人が特定の職業で成功するためにはどのような支援が必要ですか?
- 発達障害者が働くことで企業や組織にどんなメリットがありますか?
長年の練習と鍛錬の末に磨き上げてきました。
審判バッグに荷物を詰め、笛を手に取り、心を引き締めます。
ジョンティ・ビアードは土曜日の朝、そこに立ちました。
ジョンティは自閉症の人として初めて、オーストラリアン・ルール・フットボールの最高峰であるノーザン・テリトリー・フットボール・リーグ(NTFL)のプレミアリーグで審判を務めるまでになりました。
これは長年の努力の末に実現した夢でした。
「13歳のときから始めました。
とにかく一生懸命やって、また一生懸命やって、今に至っています」
ジョンティは、自分が自閉症がかかえていることを障害とは考えていないと言います。
「僕にとっては、難しいことだとは思っていないんです。
たいへんなのはみんな同じです」
ジョンティの母親のウェンディは、「審判」が息子に優れた才能を与えてくれたことに感謝しています。
ジョンティの父親であるクレムは、息子が歴史に名を残すのを見ることができたことは、宝物だと言います。
「ジョンティが初めて審判をしたときには、すごくハラハラしました。
先輩たちに混じって走る姿は、本当に素晴らしく、誇らしく思いました」
障害者支援団体カーペンタリアの最高責任者であるアニー・リリーは、発達障害のある人を雇用しないことは損失になることを、企業や組織に理解してもらいたいと考えています。
「ニューロダイバーシティや、彼らが組織にもたらす非常にユニークなスキルについて、あまり理解されていません」
アニーは、自分の組織では障害をかかえるスタッフがいることのメリットを享受していると言います。
「彼らは、本当に温かみがあり、ユーモアのセンスもあります。
本当の強さが周りに影響を与えます。
周りも協力的になり、組織への忠誠心が高まるのです」
ジョンティは、歴史的なデビューを果たした後も、より多くの試合の審判を務め、そしていつか、オーストラリアン・フットボール・リーグで審判をすることを目指します。
「プロフェッショナルな試合の審判をするまでには、まだ確かに長い道のりです。
でも、私はこれで終わりません」
(出典・画像:豪abc)
思うがままに追求して、ますますご活躍して頂きたいと思います。
勇気づけられます。
(チャーリー)