- 学習障害や自閉症を持つ大人が孤立感を解消するにはどうすれば良いですか?
- 学習障害や自閉症を持つ大人が他の人と一緒にイベントに参加する方法はありますか?
- どのようなプロジェクトが学習障害や自閉症を持つ人々の社会生活を支援していますか?
英ベルファストの人気ライブハウスが、学習障害や自閉症を持つ大人がイベントを楽しみ、孤立感を解消するための新たな取り組みを開始しました。
「ギグ・バディ・ベルファスト」はブラックボックスが運営するプロジェクトで、学習障害や自閉症を持つ大人とボランティアがペアになって友情を築き、毎月のイベントに一緒に参加します。
その目的は、そうした場に参加することで自信をつけ、自分と同じような若者たちと同じようにすべてのことを楽しみ、自分の社会生活に関する意思決定を積極的なものにすることです。
プロジェクト・コーディネーターのアオイフェ・オライリーはこう言います。
「このプロジェクトは、学習障害や自閉症を持つ大人が、同じ趣味を持つボランティアとペアを組み、自分では行かないようなライブやイベントに参加することで、友情を育み、自信を持って地元の会場に足を運び、信頼関係を築き、コミュニティの一員となることを目的としています。
ギグ・バディと友達になるだけでなく、コミュニティの一員になります」
ベルファスト市議会が資金提供しているため、このプロジェクトは、ボランティア活動を容易にしています。
ボランティアは、おそらくこれまでに行っているであろうライブに参加し、バディと自分の趣味を共有することで、他の仕事と並行してボランティア活動を行うことができます。
アオイフェはこう言います。
「私たちは、ベルファストの他の会場と協力して、アクセシビリティについて話し合っています。
物理的な障害だけでなく、隠れた障害を持つ人々への配慮もしています。
学習障害や自閉症の人たちに、ちょっとした配慮が大きな違いを生むことを知ってもらいたいし、それによって彼らが夜を楽しみ、街の一員であることを実感し、他の人たちが歓迎されるライブに参加できることを実感してもらいたいのです。
このプロジェクトは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、オーストラリアで大きな成功を収めています。
これは、このプロジェクトから恩恵を受けることができる人がたくさんいるからです」
ドーナル・ライオンズ議員は、イギリスでこの活動を知った後、ベルファスト市議会が北アイルランドでこの活動を導入することに尽力しました。
ライアンズ議員は次のように述べています。
「見過ごされがちな障害があることも忘れてはいけません。
人々が自分で選択できるように、年齢に応じた選択肢を提供し、自分で決められるようにしたいものです。
そのためには、友だちを作って楽しい夜を過ごすのは一番です」
(出典・画像:英Belfast Live)
見えない障害をかかえているために、なかなか難しいことがあったりするはずです。
こうして、ちょっと引っ張ってくれるような支援が、明るい方へ一歩踏み出すことを助けてくれるのに疑いはないように思います。
(チャーリー)