- 自閉症や発達障害を持つ人がスポーツで自信を持つことは可能なのだろうか?
- 自閉症や発達障害を持つ人が挑戦することで、どのような成長や克服が見られるのだろうか?
- 周囲の人が自閉症や発達障害を持つ人をどのように理解し、サポートすべきなのだろうか?
アシュリー・ランナールズは仕事をしていないときは、ロッキー山脈の世界的なランニングコースを走っています。
ランナールズは、バイアスロン選手になるためにトレーニングをしていたときに、自分の本当に情熱をもてたトレイルランニングに出会ったと言います。
「バイアスロンのトレーニングの一環として20分間のランニングをしていたときに、
トレイルランニングのグループ「ランナップヒル」をオンラインで見つけました。
初めてのトレイルランは2018年の21キロのトレイルレースでした。
そのときは、ずっと死ぬかと思っていました」
そう笑う25歳の彼女は、最近50キロのウルトラレースを完走し、年齢カテゴリーで2位になっています。
「私はランナップヒルのメンバーと一緒に何度か走っているうちに、夢中になりました。
走ることで不安が解消されることにも気づきました」
キロ数が増えるにつれ、ランナールズはさらに夢中になり、レースに参加するために遠くまで足を運ぶようになりました。
高所恐怖症も徐々に克服しました。
今シーズンは、ハーフマラソンで自己最高記録を更新したほか、3つのレースに出場し、そのうちの一つで優勝するなど、ますます力をつけてきました。
「走ることが好きなのは、自分ができるスポーツだからです。
走ることは私にとって最終的には得意なことになりました」
ランナーズは、3歳のときに自閉症と診断されました。
自閉症(自閉症スペクトラム)とは、社会的スキル、反復行動、言語や非言語的コミュニケーションに問題があることを特徴とする幅広い症状を指します。
「私の両親は、私が3歳のときに、弟ができていたことができないことに気づきました。
6歳になるまで言葉が話せず、8歳になるまで服を脱ぐことができませんでした。
ドアも開けられませんでした。
私は小さい頃、何もできませんでした。
学校に行くのはいつも大変でした。
高校を卒業するのがやっとでした。
いつも大きな不安がありました。
いじめられていたし、学校に行くのが辛かった」
自閉症スペクトラムの人は、それぞれ症状の程度や組み合わせが異なる傾向にあります。
自閉症の子ども、ティーンエイジャー、大人は、ニーズ、スキル、能力が大きく異なります。
自閉症スペクトラムの人には、標準的な「タイプ」や「典型」はありません。
ランナーズは、自閉症の人たちに、物事を処理するのが遅いからといって、夢をあきらめないでほしいと語ります。
「自閉症を理解していない人は、自閉症の影響が人によって異なることを理解していません。
重度で言葉を話さない人もいれば、私のように不安などの軽度の問題を抱えている人もいます。
正直なところ、今は多くの人が私が自閉症であることを信じていません」
ランナーズは、前向きで、エネルギッシュで、将来を楽しみにしています。
すでに50キロのレースに向けて、トレーニングを行っています。
いつかは100キロのマラソンにも挑戦してみたいし、ボストンマラソンやニューヨークハーフマラソンの出場権も獲得したいと、確固たる目標を持っています。
(出典・画像:カナダCrag&Canyon)
山はいいですよね。
ここ数年行ってはいませんけれど。
ずっと昔に、すごく低い山であったもの、うちの子を連れて行ったら大変な目にあったことを思い出しました。
鎖を伝って、崖にそっていかなければならないところがあって、うちの子が落ちないようにしながら渡らなければなりませんでした。
疲労と恐怖で泣き叫ぶ、大きくなったうちの子を抱きかかえながら、なんとか。
山の高さと道の険しさは関係ないんですね。学習しました。
(チャーリー)