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犬が来てから、自閉症の娘は言葉を話し服も着れるようになった

time 2021/11/03

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

犬が来てから、自閉症の娘は言葉を話し服も着れるようになった
  • 日常生活での支援やコミュニケーションの向上につながる犬の存在は、どのようにして効果を発揮しているのか?
  • 補助犬を導入する前の日常生活と、導入後の様子にはどのような変化が見られたのか?
  • 身近な家族や支援団体の協力を得て、補助犬を導入するに至るまでの過程や準備はどのように進んだのか?

自閉症の言葉を話さなかった娘が、オスロという黒いラブラドール犬のおかげで、一日の始まりを楽しい笑い声で迎え、単語やフレーズまで話すようになったと父親は語ります。

父親のスティーブン・チルバーズと母親のドーンは、双子の姉のオリビアが年齢にあわせた発達を見せているのに比べエミリーはそうではないことに気づいていました。
エミリーは2歳半のときに自閉症と診断されました。
父親のスティーブンはこう言います。

「現在7歳ですが、双子の姉と比べると、エミリーには何か少し違うところがあることがかなり早い段階でわかりました」

自閉症では、他人とのコミュニケーションや交流が難しく、他人がどう考えているか、どう感じているかを理解することができず、光や大きな音に圧倒されたり、ストレスを感じたり、不快感を感じたりすることがあります。

「エミリーは言葉を話さず、目を合わせることもなく、同じことを繰り返し遊んでいました。
自閉症と診断されたことで、必要な支援を受けることができるようになりました」

エミリーは、服や靴を身に着けることにも問題をかかえ、ごく最近まで外に出るときには、決まった赤いドレスしか着ることができませんでした。

「幸いなことに、おばあちゃんは素晴らしい裁縫師なので、エミリーの成長に合わせて、まったく同じ素材を使って、赤いドレスの大きなバージョンを作ってくれました。
しかし、靴を履かないので家の外に出るのは本当に難しいことでした」

エミリーの生活を改善する方法を考えていると、両親は犬が社会性や外出などの日常生活に対処するのに役立つことを知りました。

「私の母はずっと犬を飼っていたので、動物から得られるサポートや快適さをは理解しています。
また、エミリーは昔から動物が好きでした。
大きければ大きいほど大好きです。
たとえば、娘は牛が大好き」

そして、母親のドーンが支援団体の「ドッグス・フォー・グッド」を見つけました。
障害をかかえる人たちと特別な訓練を受けた補助犬とを結びつける団体です。

「私たちは、エミリーのためになることではないかと思い、申し込み用紙に記入し、審査を受けて、ぴったりのパートナーに来てもらうことができました。
生後18か月の黒いラブラドールのオスロです。
最初に会ったときから、娘にぴったりだと思いました。
インストラクターと一緒に家に来ると、娘のエミリーはすぐに積極的に反応しました」

エミリーの家に来るまでに、オスロは4ヶ月間のトレーニングプログラムを受けていました。

「人との関わり方についてのトレーニングを受け、さまざまな状況に対応できるように学んでいました。
犬たちが新しい家に行く準備がきちんとできているかどうかを確認するために、行っていることには本当に目を見張るものがあります」

オスロが家族の一員になってから、父親のスティーブンはオスロがエミリーの成長に欠かせない存在になったと言います。

「オスロが引っ越してきた日、エミリーは本当に興奮していました。
それから、エミリーは大きく成長し始めました。

言葉が発達していることにおどろきました。

『オスロ』、『ハグ』、『ワンちゃん』と言い、
『オスロを散歩に連れて行って』というようなフレーズも言うようになったんです。

エミリーは朝起きるのが苦手でしたが、今ではオスロを寝室に送り込み、匂いを嗅がせたり舐めさせたりすると、エミリーの笑い声が聞こえてきます」

また、オスロのおかげでエミリーは服を着ることができるようになりました。
今では、赤いドレスの上にスリッポンやコートも着るようになりました。
オスロと一緒に散歩に行けるからです。

「何度か小さな散歩をして慣れてくると、エミリーはオスロのハーネスにつかまって、近所のお店にアイスクリームを買いに行くのにも喜んで行くようになりました。

エミリーはオスロと一緒にいるのが本当に楽しくて、先日はオスロの横に座ってハグしていました。
ハグが苦手な子にとって、これはすごく大きなことです。
エミリーとオスロとの強い絆がわかります」

オスロがエミリーを落ち着かせてくれるおかげで、家族で外出もできるようになりました。

「最近、シッピングセンターに行ったんだけど、すごく楽しかった。
帰りにはコーヒーを飲んだり、サービスエリアで休憩することもできました」

これらは簡単なことのように思えますが、オスロがともに暮らすようになるまでは考えもできなかったことです。

「オスロと暮らすようになってから、エミリーは自分の殻を破ったようになりました。
私たちのような立場の家族は、おすすめします。
私たちの生活を本当に良くしてくれました」

(出典・画像:英yahoo! life

うちの子にもこんなワンちゃんがいてくれたいいなと

ずっと思っています。。

自閉症の子たちには犬よりも猫が良いペットになるという研究

(チャーリー)


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