- ピエロの格好をするのはいったい何のためなのか?
- 母親はなぜアンガスがピエロの格好をして街中に出かけることを許可したのか?
- ネット上の批判的なコメントに対して、家族はどのように対応したのか?
ドライバーを怖がらせた不気味なピエロ。
その正体は、12歳の発達障害をもつ男の子であったことが判明しました。
その少年アンガス・ブラウンがハロウィンのピエロの格好をして、母親や街の人を驚かせたのです。
アンガスの祖母が、車でアンガスを母親のところへ送っている時でした。
窓をあけて他の車のドライバーたちに手を振ったりしていたのです。
この時、たくさんの人からピエロの格好をした人をみたという情報が寄せられました。
ピエロが近所を歩いていた。子どもを追いかけていた。など不気味なものとして。
いくつかの情報はデマでした。アンガスはただピエロの格好をして手を振っていただけです。
広まった恐怖をなくそうと、母親が話を伝えました。
「全く、悪気はなかったのです。息子はただ、新しいハロウィン用のコスチュームにうれしくなっただけなんです。
決して、怖がらせようというようなことはありませんでした。ただ、発達障害がある息子が、スティーブン・キングの話を好きだっただけなんです。」
母親は、そう私たちのニュース番組のFacebookページに投稿してくれました。
多くの親はこれを見て、正直に話を明るみに出したことをたたえています。
しかし、厳しいコメントもいくつかあります。
「不気味なピエロ騒動。どうして、息子がピエロの格好をして、たくさんの人や子どもがいるところへ出かけることを許したのでしょうか。バカですか。」
「12歳にもなって、ピエロの格好をするなんておかしいだろ?」
これらを読んで悲しくなった人もいます。ジェシー・マイルズです。
「これらの心無いコメントを見て、とても悲しくなります。」
アンガスに何かいいことをしたいと思って、ジェシーは、お菓子販売チェーンの「シュガーシャック」の店長である友だちに連絡をとりました。
ジェシーはアンガスと家族に会って、甘い、びっくりなプレゼントをしました。
ジャイアント・ピエロ・ドーナツです。
「アンガスは、スティーブン・キングの映画が大好きなんです。他の子どもがアニメが大好きのと同じです。
大好きなことにはのめり込んで、もっとやってほしいと思います。
彼の好きなことに文句を言ったり、怖がったりする人がたくさんいたとしても。
スティーブン・キングやハロウィンが大好きな今のままでいてほしいと思います。
悪く言う人たちには、私と同じような気持ちの人もいることや、アンガスの母親は全く悪い母親ではないことを知ってほしいと思います。」
これまでいくつかのコメントを見て、複雑な気持ちになっていた、ホリー・ブラウンはジェシーをたたえています。
「アンガスはやられたわね。
ジェシーは応援する気持ちを目に見えるかたちにしてくれました。
すこし気分の悪かった話に、本当に面白いエンディングが付け加えられました。」
(出典・画像:米CBS06TV)
スティーブン・キングが好きな12歳なんて通な感じがします。
その昔、車で走っていると、前の車の後部窓から、生首が見えました。
ずっと、後ろを走る私を見ています。
すごくリアルですが、じっとこっちを見たまま全く動きません。瞬きもしません。
気持ちわるいな、マネキンの首をそんなふうに置くなよと思いながら走っていると、しばらくして首がくるっとまわって前を向きました。
人だったんです。本当にびっくりしました。
今、車で走っていると、後部座席に座るうちの子が体をねじって後ろを向いて、ずっと車を見ているのに気づくことがあります。
そして言います。「前、向きなさい。」
こちらの女の子は、よい騒がせ方をしました。
アンジェリーナ・ジョリーも購入した少女の絵
(チャーリー)