- 自閉症の方が抱える困難やいじめに対して、どのように乗り越えていくのか?
- 自閉症などの障害を持つ人が自分の才能や情熱を活かすためには、どのようなサポートが必要なのか?
- 自閉症や他の障害を持つ人が、自立してビジネスを立ち上げる際に直面する困難とは何か?
15歳のセアン・オマホニーに、新型コロナウィルス感染拡大は多くの困難をもたらしました。
しかし、セアンはこの状況の1年半の間に、パン作りへの情熱を見出すことができました。
5歳のときに自閉症と診断されたセアンは、自宅で学習をしています。
セアンはこう言います。
「僕の人生において、学校はあまり良いものではありませんでした。
中学校では、自閉症であることを理由にいじめられていました。
例えば、『お前は自閉症だ』『お前は自閉症の負け犬だ』とかね。
でも、そういう風に使われるべきではないと思うし、
自閉症が悪い言葉、悪い言い方として見られるべきではないとも思っています。
もっと何か特別なものにしたいと思っています」
今年の初め、セアンは自分のパン作りへの情熱を、自閉症の人たちの力になるために使うことを決意しました。
そして、ベーカリーブランド「オーティスティック・ベーカー」を立ち上げました。
セアンは、地元にある自閉症の若者を支援する慈善団体コテージ・コミュニティ・カフェの専属ベーカリーとなりました。
セアンは週に3回、ここでパンを焼いています。
「とても良い感想をもらっています。
みんなが喜んでくれています。
否定的な意見や苦情はまだありません。ありがたいことです!」
セアンは、自分でビジネスを運営することで、より大人に、自立した気分になったと言います。
ここでの成功を受けて、さらに事業を拡大したいと計画を立てています。
「私が自閉症だからといって、違う扱いを受けるべきではありません。
オーティスティック・ベーカーというブランドを成長させ、生み出していきたいと考えています。
私たちは、ロゴ入りのバンを持って、いろいろなお店にパンを配達することもできます。
私たちのもう一つの目標は、
多くの人が私たちを人間として見て、障害ではなくスキルに注目してくれるようになることです」
(出典・画像:アイルランドRTE)
商品を作り、ブランドにもしていく。
商売に限らず、あらゆる場面で、自分のブランドを作り、育てていってください。
自分を支え、守ってくれるものになります。
(チャーリー)