- 4つのデートを連続でこなすのは無理なのか?
- 自分のニーズを大切にしながら、エネルギーレベルを保つ方法はあるのか?
- 自閉症であることを伝える際の偏見や誤解にどう向き合うべきか?
今週末には4つのデートが控えています。
木曜から日曜まで毎晩1回ずつ。
無理なことをしているように思うかもしれません。
私もこのことに少しストレスを感じています。
なので、無理をしないように、そしてエネルギーレベルを維持するために、他の友人との付き合いは控えます。
なぜなら、私は発達障害の自閉症だからです。
前にこれだけの量のデートをしたのは2019年にまでさかのぼります。
その9月、私は3日連続で3つのデートをしました。
当時はフルタイムのオフィスワークもしていました。
人とたくさん付き合い、誤った決断もしていたので、燃え尽き症候群に向かっていた途中といえます。
その2週間後、私は自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断を受けました。
それは衝撃でした。
それからは、さまざまな理由で体調もくずし崩、デートなどできなくなりました。
パンデミックが発生したときも体調は悪かったのですが、猫を飼うようになってから回復しました。
思い切ってデートアプリを使いました。
自閉症の診断を受けたことで、それまでアクセスできなかった自分自身についての膨大な知識を得ることができました。
アイコンタクトを好まない理由、特定の音が身体的な不快感を与える理由、社会的な状況でいつも苦労している理由など、多くのことが理解できました。
私は10代から20代前半にかけて、うつ病、不安神経症、拒食症など、さまざまな精神疾患と診断されましたが、いつもそれは違うように感じていました。
そんなとき、自閉症が大人の女性にはどのように現れるかについての記事を偶然見つけ、言葉を失いました。
自閉症に関しては、女性はほとんど診断されません。
自閉症の診断基準は非常に男性寄りで、もともと男性と男の子だけがなるものだと考えられていたからです。
そのため、ほとんどの自閉症の少女や女性は診断されなかったのです。
私の知る限り、誰も私や両親に自閉症の可能性を言うことはありませんでした。
私が診断を受けたのは、女性の自閉症がどのようなものかを知り、それに関連して、自ら診断を求めたからです。
ついに「あなたは自閉症です」と言われたときはショックでした。
自閉症に慣れるまでには時間がかかり、自分のニーズに合わせて生活を大きく変えなければなりませんでした。
パンデミックの間、一人で過ごしたことで、これらのニーズが何であるかを把握することができました。
そして、(猫と一緒に)一人で暮らすことが、私にとって完璧な状況であることがわかりました。
私はこれまでたくさんの間違った決断をしていました。
デートやその他すべてのことに関して、確実にやりすぎていました。
「自閉症」であることがわかってから振り返ると、私は自分自身や自分の人生から逃げていて、どんな方法でもいいから充実感を得ようとしていました。
今では、自分自身と自分のニーズにこれまでで最も敏感になっています。
しかし、社会的な規範や不文律を常に意識しているため、デートはより困難になっています。
会話の中にはたくさんの暗黙の了解があり、それを読み取るのに苦労しますし、人は必ずしも自分の言いたいことを言わないものです。
診断後の私はこのことを強く意識しているので、すべての小さなやり取りを過剰に分析してしまいます。
その結果、デートではかなり率直になってしまい、いつも良い結果にはなりません。
また、自分の感覚的な問題にも気づくようになりました。
騒がしい場所で会話を続けるのに苦労します。
周囲の雑音を遮断できないからです(以前は自閉症のせいだとは気付きませんでした)。
それもあって、デートに行くという行為が難しくなっています。
出会い系サイトのプロフィールには自閉症であることを書いていません。
しかし、メッセージでも対面でも、自閉症のことはすぐにばれます。
自閉症は私という人間の多くを定義しています。
私は自閉症と自分を切り離すことができません。
しかし、プロフィールに自閉症のことを書かない理由のひとつは、自閉症に対する偏見の問題です。
人々は自閉症がどのようなものかについて、いつも固定的で時代遅れの見方をしています。
『レインマン』のダスティン・ホフマンのキャラクターのように思っています。
4回連続でデートをしている、ピンク色の髪をした24歳の女性である私を自閉症だとは誰も思いません。
しかし、実際は自閉症の人はそれぞれ違うのです。
今週末のデートはどうなるかわかりませんが、2つのことは確かに言えます。
私は自閉症であることを黙っていませんし、そのためにデートをやめることもありません。
(出典:米yahoo!life)(画像:Pixabay)
自分を大事に過ごされて、自分らしく、幸せになって頂きたいと願います。
(チャーリー)