発達障害の自閉症の子を持つ家族をサポートする、新しいアトラクションが賞賛されています。
「ザ・ゲーミングハイドウェイ」は、イギリスのティーズサイドのショッピングセンターにできたバーチャルリアリティゲームセンターです。
ここで、特別なイベントが開催されています。
その人気は高く、すでに月1回から2週間に2回に行われるようになりました。
オーナーのカインとレイチェル・クルッックスは、自閉症の子のために外出が困難になっている家族をサポートしたいと考え、この施設で自閉症の子のための特別イベントを開催するようになりました。
「私は自閉症の子どもたちと一緒にいるのが好きです。
子どもたちは、周りにいるのも自閉症の子だとわかっていますし、利用者の数も18人に制限しているので人の多さに圧倒されることもありません。
みんなここで友だちを作り、交流しています」
自閉症の人たちも、いつでもセンターに来て楽しむことはできます。
しかし、自閉症イベントの間は、必要に応じて、休憩できるように静かなエリアに改装されたエスケープルームが設けられます。
すべてのシミュレーターの音楽と音量は下げられ、同じような問題に直面している他の親たちと、心置きなく交流することができます。
「このイベントでは、同じような問題に直面している他の親御さんと、交流することができます。
最初のセッションでは、ほとんどの子どもたちが誰とも交わらなかったのですが、今ではお互いに交わっています」
レイチェルは、スタッフが子どもたちをサポートし、彼らが素晴らしい時間を過ごせるように適応していることを喜びます。
子どもがリストバンドを我慢できないときは、代わりに親に渡したり、スタッフ全員が落ち着いて子どもたちと接しています。
「彼らはただ管理するだけではなく、最高の時間を過ごしていただくために存在しています。
はとても素晴らしい仕事をしています」
このゲームセンターは5月にオープンしました。
最新のゲームソフトやVR体験を提供することで、子どもや家族を魅了することを目指しています。
バーチャル・リアリティの魔法を使って、月面着陸や火星へのミッション、古代エジプトの探検、火を噴くドラゴンの回避など、さまざまな体験を提供しています。
息子と一緒に参加したアリソン・レイは、次のように言います。
「自閉症の子向けのイベントは最高です。
息子のハミッシュは、そこではリラックスして楽しむことができたと言っていました」
カフェエリアの位置は、子どもを近くで見守る必要のある親にとっては、大きくメリットがるといいます。
「息子を連れて、またここに来ます」
オープン以来、ビジネスは好調で、毎回セッションに参加している自閉症のお客さんがいます。
地元の支援団体、オーティズム・ピアレンツ・トゥギャザーは自閉症スペクトラム(ASD)の人とその家族にとって、社会的な疎外があることを認識しています。
そのため、親や兄弟姉妹がサポートネットワークを構築できるような活動を手配しています。
オーティズム・ピアレンツ・トゥギャザーは、このザ・ゲーミングハイドウェイが開催している自閉症の子向けのイベントを高く評価しています。
CEOのニコラ・マクビーンはこう言います。
「自閉症の子とその家族を支援することに専念しているのは素晴らしいことだと思います。
自閉症の人専用のセッションは特に役に立ちます。
人数を減らし、忍耐強く理解してくれることで、自閉症の子どもたちとその家族は、これらのセッションをうまく利用することができます」
ニコラによると、自分の息子たちも楽しみました。
10歳のハリーはVRゲームを特に楽しんだそうです。
オーティズム・ピアレンツ・トゥギャザーの評議員長であるカレン・クレイトンはこう言います。
「娘がとても楽しんでいる姿を見ることは、親である私たちにとって何よりも大切なことです。
自閉症のソフィアは、感覚を大事にするタイプなので、VRシミュレーターは彼女の好みにぴったりなんです。
このイベントは子どもたちにとって静かでリラックスできるものです。
スタッフの人たちには理解があり、子どもたちへの対応が素晴らしいので、親である私たちもリラックスできます」
(出典:英Teesside Live)
コロナが収まれば、こうした取り組みが日本でも行われるといいなと思います。
私もうちの子と行きたい。
(チャーリー)