
- 料理を通じて地域社会で活躍するサポートをしたいと思っている人たちは何を考えているのか?
- オンラインの料理教室は、どんな人たちにとって救いとなっているのか?
- 障害を持つ子どもたちとの料理プログラムは、どのような成果を上げているのか?
シェフのアンソニー・ゴーは、カナダのジョージ・ブラウン大学に通う21歳の青年です。
クリームブリュレを作る動画では、容器に生地を丁寧にスプーンですくって入れ、生地の泡を消してから湯煎にかけ、オーブンに入れるよう、優しく、しっかりと視聴者に伝えています。
これは、YouTubeで公開されている「デザート・ウィズ・アンソニー・ゴー・シェフ」チャンネルの動画です。
ニューヨークチーズケーキ、ブルーベリーマフィン、クッキーなども紹介されています。
「私は、食を通じて人々に喜びを与えることができると信じています。
それが私がシェフになった理由です。
料理を通じて、発達障害のある人たちが地域社会で活躍できるように、活躍できるスペースを作るサポートをしたいと思っています」
パンデミックが発生する前、ゴーは非営利団体「ビッグ・スプーン・リル・スプーン」が開発したプログラムの一環として、発達障害のある人を対象とした対面式の料理教室を開いていました。
ゴーも自閉症スペクトラム障害(ASD)をかかえています。
しかし、このデイプログラムは閉鎖されました。
そのため、オンラインの料理教室に移行しました。
栄養学的な情報、ステップバイステップの説明、テクニックやキッチンの安全性に関する注意事項などが盛り込まれたゴーの動画は仲間とのつながりを絶たれていると感じている人たちにとっての救世主となりました。
「息子のアンソニーは、教育、社会化、適応的な生活スキル、そして雇用とボランティア活動という4つの分野で努力しています。
そうして、アンソニーは能力を高め、成功する機会をつかみ、自立した生活を築くことができるはずです。
その過程で、支援してくれる人たちとのつながりを構築してきました」
そう、母親のボビーは言います。
ゴーは「ワッフルズ・エトセトラ」という会社を起業しました。
そして大学では、ベーキング&ペストリー・アート・マネジメント・プログラムも学び、ショコラティエを目指しています。
「2019年に、お店でショコラティエとして働いています。
学校では、グアヤキルのダークチョコレート、ゼファーのホワイトチョコレート、ミアメール、ガーナなどのクーベルチュールチョコレートなど、スペシャルティチョコレートを作っています。
チョコレートを使って仕事をすることは、創造性を発揮する余地があり、大好きです」
ゴーは地元の多くの非営利団体のために、クッキングショーも開催しています。
最近では、障害のある子どもたちのための料理教室やその他のライフスキルクラスを主催する非営利団体と共同で、料理プログラムも提供しています。
このプログラムでは、「ビッグスプーン」(大学生のボランティア)と「リルスプーン」(参加者)がペアになって料理づくりに取り組みます。
「このプログラムではボランティアと参加者が1対1でペアを組み、参加者は訓練を受けたボランティアと交流したり、楽しんだりすることで、友情の絆も築けます。
ゴーは、料理だけでなく、楽しいゲームを企画したり、参加者と有意義な交流をしてくれました」
そう、このプログラムを作り、ゴーのメンターでもあるスレヤ・シンは言います。
5週間に渡るこのプログラムは、子どもたちと一緒にライフスキルを身につけたいと考えている家族に大好評でした。
「私は子どもの頃、障害のために困難に直面している多くの家族に出会いました。
私は彼らが自立し、尊厳と目的を持って生きていけるように、自分の情熱をライフスキルに変換する手助けをしたいのです」
(出典・画像:カナダTRONTO STAR)
大好きなことを追求し、動画で配信。
すごくいいです。
大好きなことを見つけたら、ぜひ。
(チャーリー)