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「紙の上で奇跡が起きた」自閉症の少年は自己表現の場を見つけた

time 2021/04/19

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

「紙の上で奇跡が起きた」自閉症の少年は自己表現の場を見つけた
  • 自閉症や他の発達障害をもつ子どもや大人が、自己表現やコミュニケーション手段としてどんな方法を見つけることができるのか?
  • 家族やサポーターが、発達障害をもつ人の成長や幸福をどのようにサポートすることができるのか?
  • ビクターのような才能や個性を持つ人々が、社会で受け入れられる環境や機会をどのように作ることができるのか?

ビクター・ビバンダは言葉を話すことができません。
しかし、ビクターの色使いは時に興奮や懐かしさを伝えます。

オイルパステルを使ったビクターの作品は、ソーシャルメディアの中で言葉を必要としないコミュニケーションとなっています。

ビクターが自閉症スペクトラムと診断されたのは5歳のときでした。
母親のアンドレアによれば、もともとセルビアに住んでいましたが、自閉症の子どものための支援リソースが豊富な米国の南フロリダに2018年に移住してきました。

「息子が同級生とは違う存在であることを知って心を痛めました。
しかし、夫のボリスと私は息子にあらゆる機会を与えることを約束しました」

現在12歳になったビクターは、自己表現の場を見つけました。
母親が写真を見せると、ビクターはそれを解釈します。
豊かな風景、荒れ狂う海に浮かぶ帆船、月夜の睡蓮、幻想的な水中の風景などをこれまでに描いてきました。

「そして、紙の上で奇跡が起こったのです。
また、驚くべきことに、ビクターはほとんど自動的に、迷いも考え直しもせずに、楽々と筆を走らせ、色を選択していきました」

リンカーン、アインシュタイン、マリリン・モンローなど、ビクターの絵に描かれる人は多岐にわたります。

そして、ビクターの絵の一つは、TikTokで700万以上の「いいね!」を獲得しました。

母親によれば、ビクターは動物を描くことをより楽しんでいるようです。
多色刷りのキリンや、ポップアートのようなフラミンゴなどさまざまです。

ビクターの兄であるボリスは、ビクターにはに才能があり、絵を描くことから恩恵を受けているのは間違いないと言います。

「弟が絵を描いているとき、私には弟がむしろ休んでいるように見えます。
弟は絵を描くことが大好きなんです」

元マーケティング担当者であるボリスは、自身のウェブサイトやソーシャルメディアで定期的に、弟のビクターの作品を公開しています。
TikTokには115000人以上のフォロワー、Instagramにも45000人以上のフォロワーがいます。

「息子は自立して生活することはできないでしょう。
しかし、これで息子の将来を確保できると思います」

(出典・画像:米Local10

ますます、たくさんSNSなどで発表をされていってほしいと思います。

将来をつかむことを応援します。

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(チャーリー)


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