- アートセラピーはどのようにして自己表現やコミュニケーションを助けることができるのか?
- 親が子供の発達障害にどのように向き合ってサポートできるのか?
- 発達障害を持つ子供が自己肯定感や新しいスキルを身につけるためにはどのようなアプローチが効果的なのか?
レド・ブラッドショーの息子、ジェイクは3歳のときに発達障害の自閉症と診断されました。
そして、ジェイクへのアートセラピーがプロの漫画家である父親のコミックのアイデアにつながっていきました。
父親のレドが描くコミックブックシリーズ「ジェイク・ジェットパルス」は現在5巻まで販売されています。
「息子は自分をこのキャラクターにして、ずっとその話をしていました」
父と息子の二人はすぐに一緒にコミックを描くようになって「ジェイク・ジェットパルス」が始まりました。
「ジェイクが小学2年生のときに、保護者会で単語やスペルを覚える能力について話し合ったことがあります。
私は 子供たちが学んでいる単語のリストをもらえないかと尋ねました」
そしれレドは息子のジェイクが学習できるように単語カードを作成しました。
それぞれのフラッシュカードには、ジェイクをスーパーヒーローにした絵を描き、それぞれの単語をつかって活躍を描きました。
「ジェイクは空を飛んだり、速く走ったりして、『走る』や「跳ぶ」という言葉を覚えました」
このアイデアが、スーパーヒーローの物語と教育を組み合わせた「ジェイク・ジェットパルス」コミックシリーズへと発展しました。
キャラクターの作成やバックストーリーの作成など、ジェイクはこのコミックの「ほぼすべての部分に関わっている」といいます。
イラストがジェイクのイメージに合わない場合には、ジェイクは躊躇せずに父親にデザインの変更を依頼します。
「私がイラストを描いている間、ジェイクは私のそばに座っていて、チェックしています。
私からも創造的なアイデアを伝えたくなりますが、ジェイクの考えを受け入れるようにしています」
このシリーズによってジェイクは新しいスキルを身につけたと言います。
「息子のボキャブラリーは増えて、自信を持てるようになりました。
本当にスーパーヒーローになったようです」
ジェイクはキャラクターの真似をするようになりました。
そして、父親とのコラボレーションを楽しんでいます。
「自閉症と診断されても、それは悪いことではないです。
大丈夫。
ユニークな存在で、何でもできる」
そうジェイクは言います。
「ジェイク・ジェットパルス」は、教師の間でも使われるようになりました。
父親のレドは、「ジェイク・ジェットパルス」を通じて、自閉症について広く知ってもらうだけでなく、自閉症スペクトラム障害についての教育や、親たちのコミュニティ意識の醸成にも努めています。
「親として、私は何かを作って、あなたは一人ではないということを人々に伝えたかったのです。
また、このことが子どもの将来を決めるわけではないということを人々に示したかったのです。
自閉症スペクトラム障害をかかえていても、素晴らしく、優れた人たちがいます。
私はみんなに希望を与えるものを作りたかったのです」
(出典・画像:米TODAY)
親子でこんな創作ができたら、本当に楽しく、素晴らしいと思います。
ずっとずっと描き続けて頂きたいと応援しています。
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(チャーリー)