- 自閉症の子どもが慈善事業を支援するためにイラストの本を作ることで何を得られるのか?
- 航空機に魅了される自閉症の少年が、アートを通じてどのような成果を挙げたのか?
- 自閉症の子どもが取り組むことで得られるサポートや理解は何があるのか?
飛行機が大好きな自閉症の少年は、慈善事業を支援するためにイラストの本を作りました。
そして、その取り組みで英国首相賞まで受賞しました。
自閉症のジャック・ベリーは新型コロナウイルス感染拡大するなか、ストレスのはけ口としてアートに取り組みました。
ジャックが作った本”Flying High in the Sunlit Silence”には、ランカスター爆撃機やスピットファイアなどの航空機が描かれています。
ジャックの母親、サラはすごくうれしかったと言います。
「航空業界の人たちがジャックとジャックがかかえる障害を包み込んでくれています。
ジャックはただ人の役に立ちたい、パンデミックの間に自分の役割を果たしたいと願っていました。
ジャックは絵を描くことが大好きです。
それで役に立つことができたんです」
14歳のジャックに、ボリス・ジョンソン英国首相から手紙が届きました。
「あなたの美しく絵を描いた本は、私たちの国の航空史の威厳を伝えてくれました。
復元されたスピットファイアから、私たちの空を照らすレッドアローズの素晴らしさをあなたは絵で伝えてくれました。
そして寄付にも貢献してくれました」
祖父がコンコルドに関わる仕事をしていたことから、ジャックは飛行機に興味を持ちました。
航空ショーやリンカーンにある英国戦時飛行記念ビジターセンターへ通い、飛行機に魅了されました。
ジャックが選んだ、SSAFA、兵士及び家族協会など3つの慈善団体にこの本の売上の一部が寄付されています。
SSAFA のアンドリュー・グレゴリー最高経営責任者はこう言います。
「ジャックは、彼が関わったすべての人に感動を与えてくれました。
私とSSFAのすべての慈善団体はジャックに敬意を表します」
(出典・画像:英BBC)
大好きなことで、みんなに喜ばれ、首相から表彰されるなんて最高でしょうね。
これからもますます羽ばたいて頂きたいです。
(チャーリー)